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LES MOTS.

穏やかに晴れた日曜日。そろそろお花見日和も近づいてきましたね。

急に寒さが戻ってくると、途端に似合う紅茶も変わってくるのが面白いものです。
情緒的な飲み物ともいわれる嗜好品であるお茶は、その日のお天気や気温、まわりの音によってさえも、感じる『おいしさ』は変わってきます。さすがに昨日はダージリンを引っ込めて、久しぶりに『スウィートホーム』を楽しみました。
もちろん、暖房の効いた部屋ならば、ダージリンもおいしく楽しめるでしょうけれど、自然の営みに合わせて、その日のお天気や気分に合った一杯のお茶を用意するのも、暮らしの楽しみのひとつであると思います。


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さて、最近は様々な自伝を読んでいるのですが、つまり学びたいことがたくさんあって、教えてもらいたいことがたくさんあって。そうなると直接会えなくても教えてもらうことができる本がとても貴重です。 バリバリのビジネスマンならば歴史物でしょうが、私の場合は専ら、興味のある人、それもわりと最近の人の伝記が多いです。

目下、心酔に近いくらいに勉強させてもらっている某シェフの哲学書的なものの冒頭にあった言葉が上記画像のジャン=ポール・サルトルの「言葉」の中からの引用でした。

「ひとりの人間は、あらゆる人間からできており、みんなと同じ価値があり、どんな人間にも同じ価値があるのだ」


で、さっそくその本(澤田直訳 人文書院刊)を購入した次第です。
スリップも抜いていないし、実際は帯もあり、版元の広告まで入っているので新品だと思うのですが。定価より安く購入できてよかった!と思うものの、堪え難いのが....若干のカビ臭。
本来、古書は買わない派でしたが、最近欲しいものはみんな古書となってしまっているので仕方なく、届いた本を古くなったサンプルなどのいらない茶葉でしばらく包み...匂いを吸収してしまう。という、茶葉浴をさせている状態。^^; 


さて、ほぼ独学で三つ星のシェフになったこの人のすごさは、人間としての器の大きさに尽きました。
想像するだけでつらくなりそうな時代も、常に達観している様子で取り組んできた道は読み応えいっぱいで、また、フランス人らしくどんな状況もすべてエレガントにまとめられている自伝はとても美しいものでもありました。これほど美しく、清々しい気持ちにさせてくれた自伝は久しぶりです。


春分の日を過ぎて、やっとカラダも動くようになりました。
困ったことに散漫でまったく動かなくなっていたアタマも再起動できつつあります。ブレないようにがんばらないと! ようやく冬眠が終ったかな。


Bon dimanche.



by enchan-the | 2019-03-24 13:32 | 日々
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