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10/30は新宿に漂流。厚生年金ホールで布袋寅泰「FUNKY PUNKY TOUR」を見た。
メンバーがすごい。ドラムス中村達也、ギターTAKUYA(from ROBOTS. Ex Judy andMary)、キーボード森岡賢(ex ソフトバレエ)、ベース ジュウケン、パーカッション スティーヴ衛藤、そして布袋。セッション色の濃いニュ-アルバム『AMBIVALENT』を引っさげてのツアーだけに、この全天候型バンドはぴったり。一度として同じライブはないだろうと予想して出かけたのだが、想像以上のライブだった。
スター軍団6人の誰を見たらいいのかわからない。ひとりひとりの演奏がすごいのはもちろん、パフォーマンスのすごさと言ったら・・「もう少しじっとしててくれよ」とお願いしたくなるほど。
特にアコースティック・セットでは「君たち、何人?」と聞きたくなるほどの無国籍ぶり。ライブと言うより『ドラリオン』を見てるみたいだ。音楽的トランポリンあり空中ブランコありのスリル&エンターテイメント。
まだツアーは4本目。来年の武道館まで一秒も目が離せないぞ。
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by hirayama_y
| 2007-10-31 16:49
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10/26はお台場に漂流。Zepp TOKYOでエルレガーデンのツアー・ファイナルを見た。
まずはB-DASHがいつもの感じでマイペースな演奏。ファイナルという安堵感が会場を満たす。
が、満をじして登場したエルレガーデンのテンションが凄かった。立続けに3曲、息もつかせぬ緊迫したアンサンブル。スタート時こそ細美くんの声が枯れていると感じたが、次第にサウンドと拮抗する鋭さが戻る。
「朝、起きて、今日がファイナルだと思ったら、たくさん曲がやりたくなった。昨日、見に来た人に悪いと思ったけど、やりたい時にやりたいようにやる」と宣言。今回のツアーの充実ぶりを示す、怒濤のパフォーマンスだった。
ドラムス高橋くんのコーラス、メロディを豊かに膨らませる高田くんのベース、そして何より生形くんの弦6本全部がバランスよく鳴るギター・プレイが素晴らしい。
エルレのライブは当分ないようだが、再会するのが心から楽しみになったライブだった。
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by hirayama_y
| 2007-10-28 22:18
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ややっ!このモールでユニコーンがブログを開始したぞ。
今週、モンパチやスカパラが参加したトリビュート盤が出るけど、ユニコーンはとっくに解散したはず。20年前の今日、1987/10/21にデビューしたから、因縁の日にお化けが・・。
そっこう、確認すべし!
(写真は街で見かけたユニコーンのイベントTシャツ男)
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by hirayama_y
| 2007-10-21 16:30
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10/17は吉祥寺に漂流。Planet Kでこのミュージック・モールを一緒に盛り上げてくれているONPOOとPlanet Kの共同企画イベント「LIVE STARS CAMP」を観た。
出演はモールに参加しているSPELUNKER、ジェントルズ、claproof、Quarto、Jeeptaの5バンド。うきうきワクワクするイベントの雰囲気そのまま、どれも楽しいライブだった。
印象に残ったのは、SPELUNKERのレスポール2台の明るいアンサンブル、ジェントルズの新曲のメロディの良さ、claproofのバンド感のある弾き語り、Quartoのボーカルの高くて軽い魅力的な声質。
バンドとしてはJeeptaの切実なパフォーマンスが鮮烈だった。全曲、短く凝縮されている印象で、4人のメンバーがしっかりと表現したいことを持っている。ヘビーなキックドラムの音色、粘りのあるベースのリズム、アイデアに溢れるギター、そしてボーカルの強靱な意志がPlanet Kを支配する。特に「旅路」では、切れの良いリズムが歌詞を見事にプッシュしていた。またラストの「リコール」は、Jeeptaが現在進行形で磨き、尖らせている問題意識とバンドに対する愛が炸裂して、感動的だった。途中のMCで「ライブにこそ真実がある」と断言していたが、実際バンドのパフォーマンスがその言葉を証明していた。頭と身体、伝えたいことと演奏力が一致して、ステージにはそれこそ「バンドの真実」があった。
いつもモールで見ていて、どのバンドもライブを一度見たかったので、あー、面白かった!またモール参加バンドのライブに漂流しに行きます。
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by hirayama_y
| 2007-10-18 01:10
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10/12は恵比寿に漂流。リキッドルームでSPARKS GO GOを観た。
スパゴのニュー・ミニアルバム「Good Fellas」は、5人のギタリストが曲提供した強力盤。スパゴは目下、そのミニアルバムを引っさげてツアー中だが、この日は当の5人をゲストに迎えてのスペシャル・ライブ。スパゴの八熊くん曰く「5人全員呼んでるのは前代未聞。やってるほうは大変」。アルバムの曲順通りのセットリストでゲストが登場した。
トップバッターはトライセラトップス和田唱。真っ赤なギブソン335を手に、まずトライセラの「ロケットに乗って」を歌った後、提供した「ハートのショップ」をセッション。「超楽しいよ。みんなもここに上がらせてあげたい」とコメント。
続いてはグルーバーズ藤井一彦。真っ黒のグレッチで持ち曲の「乱気流ガール」。ストイックなR&Rがかっこいい。提供曲の「BUDDY」はさらにタイトな演奏で、シブく決めた。
3番手は真心ブラザーズの桜井秀俊。黒いレスポールがよく似合う。提供した「サンライズBABY」を逆カバーしてもいいとスパゴから許可を貰って、ご機嫌で歌って去った。
そしてなごやかな雰囲気を一気に変える男が登場だ。ミュージック・モールでメンバー募集を行なったばかりのセックス・マシンガンズのアンチャンが、黒のレスポールを手に、にぎにぎしくステージに。面白トークをかまして、まずは「みかんの歌」。スパゴにメタルがよく似合う。続く提供曲「クモの糸」はメタルジェニック、しかも難しいリズムをスパゴの橘てつやが見事に叩く。バンドの持ち味を深く察した曲提供に改めて感動。
ラストは同じ北海道出身のexオータムストーン、現Milcoの菅原龍平が黒のストラトキャスターで渾身のセッションを披露。好きなバンド“スパゴ”と一緒に演奏できる歓びを全身で表わした。こうなると、どっちがメインで、どっちがゲストか分からない(笑)。
それにしても、これだけ芸風の異なる5ギタリストと自然体でプレイするSPARKS GOGOって何もの? バンド・カラーをしっかりと持っているからこその楽しいイベントだった。(写真は、楽屋に置いてあったサッカーゲーム。たぶん出番待ちのギタリストが遊んでたと推測される)。
終演後の楽屋は、なごやか&にぎやか。なんかこういう音楽好きが集まったイベントって、気持ちがゆったりしてていいなあ。気張らずに楽しめて、帰りにビール呑んじゃった!
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by hirayama_y
| 2007-10-14 05:45
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10/8はお台場に漂流。Zeppでツアー最終盤のthe pillowsを観た。
このツアーの序盤を7/19にON AIR EASTで観たとき、自信に満ちたバンドの姿に感激したのだが、長期間に渡るツアーを経て、また別のthe pillowsに出会えた。ムダを削ぎ落としてるのに、伝わるものが飛躍的に増えている不思議。特にこの夜はドラムのしんちゃんにヤラレタ。
曲調は盛り上がり切ってるのに、力をすっと抜いてビートを膨らませることに集中するドラミングは爽快。実力派ならでは、ツアー終盤ならではのプレイに感動した。
短い曲を立続けに演奏して、スピード感たっぷりに会場をリードする。最新シングル「Ladybird girl」が、レコーディング時より遥かに曲の意図が伝わるようになっていたのにはビックリ!
ミスチルのカバー「つよがり」で聴かせた後、「Swanky Street」「MY FOOT」でもっとディープな世界にオーディエンスを導いたシークエンスがこのライブのハイライトだった。
ベテラン・バンドのエンジンが完全に全開になった。ツアー中に次々に誕生した新曲達のレコーディングに入るという。
あー楽しみ。
PS
10/10もZeppに漂流。RIZE、10FEET、ACIDMANが勢ぞろいしたイベント・ツアー「TRINITY TRIP」の最終日を観た。タイプがまったく異なる3バンドが集まってのすごくあたたかいロック・イベントで、おそらく今年を代表するエポックになる。その模様は近々、ミュージック・モールのトップでレポートするので、お楽しみに!
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by hirayama_y
| 2007-10-11 03:52
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10/05は誘われて新宿に漂流。ACBに“エアポート”というバンドを観に行った。
このバンド、仕事仲間がどこかでCDを買ってきていつも聴いていたので、一度ライブを観てみたいと思っていた。ライトなポップロックで、ボーカルの声がいい。二人で歌っていて、特に高い声のほうが好き。どんな人達で、どんなライブをやるんだろうか。行く途中、雨が降ってきた。秋だなあ。
ギターの3ピース。メインボーカルはベーシストが取り、ギタリストがハモを付ける。やっぱりこの声の高いテレキャスター弾きが良かった。でもCDよりずっとハードなサウンドの組み立てで、ちょっとイメージが違ってたかな。
その前に出た“マイ・オータム・レイン”というバンド、最後の一曲しか聴けなかったけど、これがメロディも声も良かった。帰りにサンプルCDをもらってきたんだけど、今度はこっちのバンドを観に来てみようかな。
ライブハウスに来ると、こんなオマケがあったりするから楽しいね。外に出たら、雨は止んでいた。
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by hirayama_y
| 2007-10-08 02:47
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10/3は渋谷に漂流。AXでJの5DAYS初日を観た。
この日のスペシャルゲストはスネイルランプ。Jと同じくベーシストがリードボーカル を取るギタートリオ・バンドだ。
ライブシーンの中でも1、2を争うほど元気いっぱいのJのオーディエンスを前に、スネイルは若干アウェイな感じ。それでも持ち前のパンクビートで小気味よく飛ばすと、オーディエンスのリアクションが次第によくなっていく。
「あーよかった」MCの第一声はホッとした様子。自分達とオーディエンスの緊張をうまくほぐすあたりはさすがだ。オーディエンスもベースやギターがかっこいいフレーズを弾くと歓声を上げたり、徐々にヒートアップして終わった。
場内が再び暗くなると、「J、J、J」と一大コールが起こる。いよいよJが登場すると、大歓声!!!今日のテーマはデビューアルバム「パイロマニア」。一曲目の途中で、ファンが手に手に点火したライターを捧げ持ってJに応えるシーンは、何度見ても感動的だ。
「後先考えずに、とことん行っちゃおうかな。5DAYSやれるのか見届けてほしい。死にザマを見届けてほしい・・・というのは冗談で、10DAYSでもやれるぜ」。このMCで盛り上がらないわけがない。それにしてもJのバンドの音圧はハンパじゃない。鋼鉄のようなビートがAXのフロアを揺らす。これで一日目なのだから、最終日は、どんだけー。
というわけで、最終日はMUSIC MALLトップでライブ・レポやりますんで、お楽しみに!
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by hirayama_y
| 2007-10-05 11:50
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9/29は台湾に漂流。台北県立新荘体育館でMISIA初のアジア・ライブを観た。
会場は台北市内から車で30分ほど行った所にあり、隣接した露天市場では鶏がその場でさばかれて売られている、まさにアジアな地域。そこでラーメン&煮込み豆腐190円定食を掻き込んで、いざ体育館へ。5000人のキャパが満席だ。
現地でMISIAは「everything」が大ヒットした、いわゆる外タレに当たる。なので、年長のバラード・ファンが集まるという予測もあった。対してMISIAのセットリストは超攻撃的。日本でこの夏行なった「星空のライヴ」は聴かせる構成だったが、アジア初ライブはダンス・ナンバーで押しまくるつもり。一曲目からハウス&ヒップホップが並ぶ。バック・メンバーもDJ、キーボード、マニュピレーター、パーカッションにダンサーが8名。完全にイケイケ仕様だ。僕は台北では何度か日本のアーティストのライブを観ているが、やはりアジアらしく、メロディ好きの大人しい観客が多いという印象。盛り上がっても、立ち上がることはまずない。果たしてこの戦略が吉と出るのか、凶と出るのか?
会場を埋めたのは、かなり若いオーディエンスだった。オシャレな女子グループやカップルが目立つ。
さて、緊張の開演。MISIAがステージに現れると、大歓声。うわっ、スゲ!!客が立ってるよお!MISIAも最初は緊張していたものの、オーディエンスのリアクションで歌にドライブがかかる。うわっうわっ、コール&レスポンスが始まった。ありえねえ!
あまりの盛り上がりの凄さに、観客自身がびっくりしてるみたい。こうなったら止まらない。
途中、アフリカを旅して作ったメッセージソングもしっかり伝わり、メリハリの効いた充実のライブになった。
で、アンコール一曲目に伝家の宝刀「everything」。涙を浮かべる人もいれば、カップルは明日結婚しちゃいそうなくらいピッタリ寄り添って聴いている。仲良くなった現地のライターさんに聞いたら、こんなことは台湾では前代未聞だそう。
なかなか帰らない観客に、MISIAは予定外のダブル・アンコールで応じたのだった。
最近、台湾のライブ・シーンはようやくヒートアップしてきたそうだが、おそらくこの国の歴史的な一夜になったはず。同じく、日本人アーティストの海外公演の歴史に残る一本だった。
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by hirayama_y
| 2007-10-01 04:08
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