
無敵フライングキッズに再会
11/07は恵比寿に漂流。リキッドルームでフライングキッズを観た。
自らをキング・オブ・ファンクと呼ぶスガシカオが「リスペクトしている」と公言してやまないフライングキッズは、90年代に現れた日本最高のファンクバンドだ。昨年、突然10年ぶりに再結成してライジング・サンに参戦。東京での復活ライブが待たれていた。
伝説のオーディション番組「イカ天」の初代王者。ってか、僕はその番組で初代審査員をやってたんだけど、彼らの優勝は忘れられないほど衝撃的だった。デビュー曲「幸せであるように」は哲学的な日本語詞を持つ史上に残る名曲で、バンドブームが終わりかけていたシーンに強烈なインパクトを残したのだった。
今回の復活劇は、そんな彼らのオリジナリティが普遍不滅であることを証明してくれた。10年の歳月はメンバーに、以前より明らかに高い演奏テクニックを与えた。単純に「前より上手くなったじゃん」という言い方もあるだろう。が、それ以上に、メンバーそれぞれの演奏が歌詞にさらなる深みを与えていて感動的だった。いみじくもボーカル浜崎貴司が「幸せであるように」を歌う前に「次の曲は作り始めて20年になります」とコメントしたように、じっくり時間をかけて完成していくタイプの音楽を追求するバンドだからこそ、この活動再開には大きな意味がある。加えて、メンバーの中には、この10年間、まったく音楽から離れていた人もいると聞く。演奏をしていない時間が、ミュージシャンを育てる奇跡。人生を歌おうとするバンドならではの奇跡だ。
ゲスト参加した高野寛、YO=KING、及川ミッチー、MCUも、そんなフライング・キッズの大器晩成を信じてきた奴等で、彼ら自身も大器晩成タイプなのもほほえましい。
ファンと仲間の声に後押しされた再スタートは、まれにみる幸運。来年もまたライブを行なうとの宣言をうれしく聞いたのだった。
自らをキング・オブ・ファンクと呼ぶスガシカオが「リスペクトしている」と公言してやまないフライングキッズは、90年代に現れた日本最高のファンクバンドだ。昨年、突然10年ぶりに再結成してライジング・サンに参戦。東京での復活ライブが待たれていた。
伝説のオーディション番組「イカ天」の初代王者。ってか、僕はその番組で初代審査員をやってたんだけど、彼らの優勝は忘れられないほど衝撃的だった。デビュー曲「幸せであるように」は哲学的な日本語詞を持つ史上に残る名曲で、バンドブームが終わりかけていたシーンに強烈なインパクトを残したのだった。
今回の復活劇は、そんな彼らのオリジナリティが普遍不滅であることを証明してくれた。10年の歳月はメンバーに、以前より明らかに高い演奏テクニックを与えた。単純に「前より上手くなったじゃん」という言い方もあるだろう。が、それ以上に、メンバーそれぞれの演奏が歌詞にさらなる深みを与えていて感動的だった。いみじくもボーカル浜崎貴司が「幸せであるように」を歌う前に「次の曲は作り始めて20年になります」とコメントしたように、じっくり時間をかけて完成していくタイプの音楽を追求するバンドだからこそ、この活動再開には大きな意味がある。加えて、メンバーの中には、この10年間、まったく音楽から離れていた人もいると聞く。演奏をしていない時間が、ミュージシャンを育てる奇跡。人生を歌おうとするバンドならではの奇跡だ。
ゲスト参加した高野寛、YO=KING、及川ミッチー、MCUも、そんなフライング・キッズの大器晩成を信じてきた奴等で、彼ら自身も大器晩成タイプなのもほほえましい。
ファンと仲間の声に後押しされた再スタートは、まれにみる幸運。来年もまたライブを行なうとの宣言をうれしく聞いたのだった。
by hirayama_y
| 2008-11-14 00:20
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