平川地一丁目ラストにしてベスト
8/20は名古屋に漂流。クアトロで平川地一丁目を観た。
解散を発表している平川地一丁目にとって、最後のツアーとなる。10代前半でデビューしているこのデュオは、濃厚なフォーク・テイストからキャリアをスタートさせ、現在はドラム&ベースのサポートを付けて音楽性を飛躍的に広げている。
この日もオープニングはハードなタッチでデビュー曲をリメイクした「Tokyo」から。
5月に初の舞台にトライした平川地一丁目。兄弟デュオの大先輩ブレッド&バターやベテラン・スタジオ・ミュージシャン達と「あの頃のまま」という“ドラマ&ライブ”を経験して、表現に前向きさが加わった。ちなみにこの「あの頃のまま」が11月にDVD化されることを、MCで嬉しそうに報告。またこのツアーもDVD化されることが決定している。
ハイライトは中盤だった。エレクトリック・セットを経験したことで、アコースティック・ギター2本でのデュオ・スタイルに新たな魅力を獲得したようだ。♪もう少しだけ愛して下さい♪と歌う「かわれないので」は、彼らふたりにしかできない鋭い叙情が聴こえてきた。ラストにしてベストのパフォーマンスだった。
ギターのオブリガードに独特の味をみせる兄・龍之介は20才、中低域のボーカルの説得力は10代ナンバーワンと言っていい直次郎は17才。少し休んでリフレッシュして戻って来ても充分に若い才能達の前途が、増々楽しみになったラスト・ツアーの一夜だった。
by hirayama_y
| 2008-08-22 15:24
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