豪太の日本語ビート革命
07/12/30は武道館に漂流。恒例の藤井フミヤ年末ライブを観た。
前半は弟の藤井尚之とのユニット“F-BLOOD”として登場。これがゆったりしていて面白かった。武道館がまるで小さなライブハウスみたいな雰囲気で、ファミリア-なステージ運び。慣れているとはいえ、フミヤのライブ・アーティストとしてのキャリアがあればこその内容だった。
本編は、何といっても屋敷豪太のドラムが凄かった。ご存知、豪太さんはMUTE BEATやMELONのメンバーとして活躍した後、渡英。Simply Redの正式メンバーとしてアルバム「STARS」に参加して850万枚を全世界で売り上げ、ワールドツアーでもプレイした凄腕だ。
フミヤとはロンドン時代からの友達で、今回の武道館のテーマがノンストップで踊らせる“CLUB F”なのだから、最高のマッチング。予想にたがわず、四つ打ちもグランドビートも絶妙のドラミングが聴けた。それもそのはず、豪太さんはSOUL Ⅱ SOULのメンバーとして、イギリスのビート革命の中心にいたのだから。
もうひとつ興味深かったのは、豪太さんのプレイがぐっと日本ナイズされていたこと。僕はここ数年、日本語に合うドラムを探し続けている。たとえば古田たかし、沼澤尚、湊雅史、河村カースケ、宮川剛など、“日本語で叩く”ドラマー達の動向が今後の音楽シーンの鍵を握ると思われるからだ。中で豪太さんは最注目のプレイヤーのひとり。同時に彼はダンスビート名人だから、この夜のプレイはひとつとして聴き逃せないほど素晴らしかった。
さあ、08年がスタートする。今年も観まくり聴きまくりのライブ漂流をよろしく。取り上げたライブに行ってた人、出てた人、その他、ライブ好きの方々の書き込み大歓迎です。
by hirayama_y
| 2008-01-01 02:28
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