「アン・サリーの言語美」
12/18は恵比寿に漂流。恵比寿ガーデンホールでイベント“ルルティモ・バーチョ”に出演したアン・サリーのライブを観た。
観たって言うか、このイベントの企画に平山が関わっているのだが、どうしてもアンさんに出て欲しくて、ついにそれが実現したのだった。
アン・サリーはお医者さんという職業も持っていながら、カリスマ的人気のあるボーカリスト。ジャズ、ポピュラー、唱歌から歌謡曲まで歌うのだが、言葉の美しさを引き出す天才がいちばんの魅力。日本語・英語・ポルトガル語、他にどんな言語で歌えるのかは知らないが、少なくとも僕が聴いた彼女のどの歌にも、その国語が持つ美しい響きがあった。
この夜もジャズのスタンダード「prelude to a kiss 」ではラテン・テイストのリズムに乗せてノリのいい英語を聴かせてくれたかと思えば、服部良一・作曲の昭和歌謡の名曲「胸の振り子」ではゆったりとした日本語を堪能。
ジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now」も素晴らしかった。
ラストはサイモン&ガ-ファンクルの「明日に架ける橋」で締める。なんだかガーデンプレイスのクリスマス・イルミネーションが一段と輝きを増したように感じたのは、やっぱりアン・サリーのマジックだね。
チャンスがあったらぜひ一度、CDでも聴いてみてください。
(写真は、輝きを増したガーデンプレイスのクリスマス・イルミネーションの証拠写真)
by hirayama_y
| 2007-12-20 03:46
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