わたしのこと好きだった?

林 真理子さんの新刊
私のこと好きだった?を読みました
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私は中学生の頃から林さんの大ファン


学校へ通う往復の電車の中で
よく林真理子さんや森瑶子さんの
小説やエッセイを読んだものです


当時は高度成長期時代
、皆が豊かな将来を信じていました


林さんが舞台にするのは
青山や原宿の華やかなマスコミやファッション業界


私も大人になったらこんな世界が待っているのかな?と


次の新刊が発売になるのをいつも楽しみにしていました


でもここ10年は精神世界や哲学
自己啓発本をフォトリーディングで
一週間に3~5冊のペースで読むといった生活


正直を言うと小説を読むのは本当に久しぶり


主人公は私と同世代で 私立の女子附属校から
J大学を卒業して女子アナになったという設定


主人公の育つ環境から境遇まで
似ている友人が私には結構います


林さんの小説だけあって心理描写が
きめ細かく登場人物の背景もとてもリアル


若い頃脚光を浴びたものの若いことこそ
価値がある業界で自分の当然の変化に
満足出来ない人ってこんな風に感じて
いるものかしら?一緒に本を購入し
て読んだ友人と盛り上がりました


私も三十代前半の頃強烈な焦燥感に
襲われたことがあります。ついつい完璧な
主婦だった母と比べて子育ても満足に出来ず
東京には宝石店が溢れるほどあるのに私が
デザイナーをして何の意味があるのかと…
外見の衰えも急に怖くなった時期でもあります


焦燥感や孤独、不安感を感じることに
結婚しているからとか子供がいるから
とか関係ないと思います


決めるのは全て自分の心

私もあの時自分自身ととことん話し合い
自分の哲学を確立出来なければ 今
自分の人生の全てにイエスと言えなかったでしょう


それにして女子高育ちの私
やっぱり共学の学校へ行きたかったな


私なんか同窓会へ行っても女性ばかり
私のこと好きだった?
なんて聞く相手もなし、当たり前か…


年末休み 読書に時間を費やすのなら
同世代のリアルライフ
林真理子さんの私のこと好きだった?
お勧めです


自分の人生に何かが足りないと感じている
登場人物を客観視することで探していた
心のパズルの1ピースが見つかるかもしれません

篠田恵美 ブログ


by angelina-kirei