彼の忘れることのないコスタリカ
2024年 08月 25日
次男は9月の新学期が
始まる前に日本を離れ
友人とコスタリカを
旅行中です
コスタリカと聞いて
すぐに国のイメージが
思い浮かぶ人は
少ないかもしれません
メキシコに近い南米で
飛行機はキューバ経由で
飛ぶんですって
そんな旅行中であるはずの
彼からライン電話がありました
何事かと思えば
その日は
レンタカーを借りてホテルから
3時間ほど遠方の
野鳥が見れる自然公園へ
ドライブへ行ったそうです
その地を堪能して
帰る頃には疲れ果て
日がとっぷり暮れてしまった
街灯はほとんどなく
山道は舗装されていない
友人はまだ運転できない
彼自身、運転には
まだそう慣れていない
土地勘もない
電波も入らずネットで
帰り道さえ検索できない
ないないづくしの彼は
真っ暗な山道で
不安に襲われながら
必死にハンドルにかじりつき
運転し続ける
そしてとうとうタイヤを
パンクさせてしまい
車は動かなくなったそうです
キャッー!
稲川順二の怪談かなんかですか?
と突っ込みをいれたくなる
話の展開ですな
途方に暮れて
山道で誰か助けてやくれないかと
手を振っていたら
1台の車がゆっくりと
止まりました
運転席から降りてきた女性は
積んであった
ジャッキを貸してくれて
一緒にタイヤを交換するのを
手伝ってくれたそうです
真っ暗な山道で救われた彼は
その親切に少しでも報いたいと
持っていた所持金を渡そうと
しましたが
彼女は笑ってそれを断り
〝もし あなたもいつか同じような
ことに遭遇したら誰かを助けてあげてね“
と言ってハグしてくれたそうです
彼は深く感動し元気を取り戻し
真っ暗な山道からホテルへ
どうにかこうにか無事戻り
電話をかけてきたのでした
旅奨励派の私は
以前から
〝若いうちに沢山旅行しておきなさいよ”
と息子達に言っていました
それを
“なんで?“
と聞かれ
“若く感受性が豊かなうちに
新たな土地へ行くことで
視野が広くなるからなの“
と答えていたわけですが
彼がその夜に電話して
私に伝えたかったのは
〝その言葉の本当の意味が
今日理解できました
ありがとう、感謝します”
とのことで
母はちょっと嬉しい
心地よい安全な場所ばかりに
留まっては
見えないこと
気付けないことがある
予想出来ない場所での
ハプニングを乗り越えれば
渦中は辛くとも
視野は必ず広くなる
夏休みの終わりに
彼は忘れることのない
旅での約束を手に入れたようです
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