メロディの記憶
2024年 06月 28日
あなたにもお気に入りのカフェがあるでしょう
先日は朝一番で
足腰の弱くなった父を
病院へ送った後
持ち歩いているスケッチの
デザイン案をまとめようと
お気に入りのカフェへ立ち寄りました
早めの時間帯で
他のお客さんはまだいない
店内に入ると
お店のスタッフさんが
なにかを持ってきてくれました
そのカフェでは
その日一番に来店したお客さんへ
ゴールードコインのチョコレートと
その人のための曲を店内に流すという
サービスをされているそうです
(平日限定です)
子供のころ大好きだった
金色のコインチョコレートと
一緒に
わたしのための曲として
パッヘルべルの「カノン」
の説明が書かれたカードが
手渡されました
カトリック系ミッションスクールで
過ごした中高生時代
毎週金曜日は礼拝朝礼というのが
通例でミサの途中に
オーケストラ部が必ず奏でるのが
この「カノン」
「カノン」の旋律は好きだけど
あの頃の私はどこにいても
自分の場所ではないように
感じていたので
苦い時代の思い出の曲です
そうか
「カノン」がわたしの曲なのね
なんて考えていたら
お店の人が
「あなたの曲をかけますよ」
と声を掛けてくれましたが
流れてきたのは
ま、間違えるにもほどがある!!!
と笑ってしまうほど
やたらと明るいメロディ
誰もが知っている曲であろうに
題名が思い出せない
よく小学校の放課後の
掃除中とかに流れてくる
あの曲よね
最初は予想外の展開に
唖然としたけれど
小学生になったばかりの頃
この曲を聞く度に頭の中で
くるくると楽しそうに
踊っている自分自身を
妄想して楽しんでいた
遠い記憶がよみがえってきました
偶然はない
すべては必然
と考えているので
これからこのやたらと
明るいワルツを
私のための曲にすると決め
毎朝Spotifyで聴くことにしました
(ちなみに「美しき青いドナウ」です)
数年前から訪れていたカフェですが
こんな心憎いサービスをしていたなんて
知らなかった
この朝の小さな出来事は
私の宝物時間となりました
このカフェは「黒澤文庫」
店内には古い時計がいくつもかけられ
ぎっしりと本が詰まった
本棚に囲まれた
ノスタルジックな雰囲気の
喫茶店です
場所は意外にも
デパートの中
日本橋高島屋新館の4階
週末や昼時は
混みあいますが
それ以外はのんびり
癒されタイムを満喫できます
ジュエリーセミナーのおしらせ
7月13日㈯ 13時~16時
エントランスセミナー
6月30日(日)11時~17時
Basic2講座 満席となりました