離島 ひとり旅3
2024年 06月 17日
水面から反射される
朝日の光で目が覚めました
窓を開けると波の音が
全身に沁みわたります
2日目は旅の目的だった
赤壁がある知夫村へ行こうと
計画していたけれど予定変更
だって2日目も飲食店の
予約を確保できなかったから
少し大きな島へ行って
食料を確保しなくちゃ
内航船に乗って隣の西ノ島へ
火山活動の記録が見れる絶壁
摩天崖が見どころらしい
島の観光案内所で
はじめてで不安もあったけれど
電動機付きの自転車Eバイクを
借りてみました
使い方を聞いて出発したけれど
足が地面に着かないし
乗り降りが不慣れで
もうお尻が痛い
バッテリーはついてるけれど
最初から上り坂ばかりで
想像以上に漕ぐのは重労働
すぐに不安になってきました
登坂の途中で休みたくても
上手くコントロール出来ずに
転倒を何度も繰り返す痛い50代は
出発早々引き返して
タクシーを呼んでもらおうか
悩みます
必死にハンドルを握りながら
心の中で
怖い、怖い
って言ってしまってる
……
私の問題ってこれなのかも
そういえばずっと前から
初めて経験することには
いつも無意識に心の中で
怖い、怖いって
つぶやいてる
だからそっちの現実に
引っ張られていくんだった
私が心の中で唱えるべきは
大丈夫、上手く進んでる
どんどん上手になってる
ちゃんと守られてる
であり意識すること
それでも何度も転んだし
途中、引き返そうかと思ったけれど
横を観光バスが追い越していくのを
尻目にしながら
ようやく摩天崖に到着
見晴らしは最高で
久しぶりのやり切った感!
観光バスやレンタカーじゃ
この達成感得られないでしょ
帰りは帰りで山の急斜面下り坂で
ブレーキが間に合わない
怖い!感じた時もありましたが
〝だいじょうぶ だいじょうぶ”
を言い続け
お目当ての食堂へ無事到着
お店のおばあちゃんが出してくれた
いさきのお刺身定食に涙し
港近くの食料品店で
海苔巻きとお豆腐を
購入して夕飯ぬきの
心配からも解放されました
フラフラになってホテルへ戻りましたが
勾配の激しい西ノ島での
5時間の初Eバイクの運転は
私にちょっとした自信を与えてくれました
月明りで浮かび上がる
夜の海を前に
昨夜の残りのカマンベールと
海苔巻きでワイン片手にご満悦
ホテルに置かれていた到着時に引いた
カードを引っ張り出しました
カードの問いは
「私らしさを阻害するものは何か」であり
その答えは
「様々な自分の中にある恐れ」
であると感じていたのですが
確かに今日の出来事で
漠然と見て見ないふりをして
やり過ごしてきた「恐れ」
の手放し方が腑に落ちたようでした
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