大切な人の死に後悔が残るあなたへ 1
先日お客様から届いたメールです
10年以上前にお母様を亡くされた時のこと
が書かれてありました
その頃は 様々な事情で
お母様に思いやりのない
冷たい態度で接っしていたのだそう
思い返すたびに
冷たい自分の態度が
なんとも腹立たしい
そしてそんな時期のある日
お母様が突然この世を
去ってしまったのでした
お礼もお別れも言えないまま
取り返しがつかないことを
してしまったと
自分をいくら責めても責めたりない
それから心に穴が
空いてしまったようで
あれから自分を責めています
と綴ってあり
自らを責めることで
自分を罰している彼女の
リクエストは
〝亡くされたお母様へ思いを伝えたい”
とのことでした
アンジェリーナのジュエリーガイドでは
〝亡くされたお母様へ思いを伝えたい”
というリクエストに対しては
〝お母様に想いが伝わっていることを
信頼できる自分”
というセルフイメージを
組み立てます
でもその前に
「長く抱き続けた自責の念を手放す」
と向き合うことが
次のステージへ進む際に
必要なプロセスとなります
何故それが必要なのか
私の経験も含めて
2回に分けてブログに書きますね
以前 本屋さんで読みかけたまま
結末の気になる本があります
タイトルさえ忘れてしまいましたが
母を幼い頃に亡くし
祖母に育てられた主人公
その主人公は美容師のおばあちゃんに
女手一つで育てられ大学生に成長します
でも就職活動は上手くいかず
憧れの女性にも振られてしまう
そんなある日
落ち込む彼が帰宅すると
彼の帰りを楽しみに待っていた
おばあちゃんは嬉しくて
次々に話しかけます
そんなおばあちゃんに苛立つ感情を
抑えられず彼は ひどい言葉を
感情に任せて浴びせてしまいます
悲しそうな顔でうつむくおばあちゃんを
一人残し彼はそのまま
二階の自室へ駆け上がり
閉じこもります
朝になり昨夜の態度を反省して
おばあちゃんと朝食を食べようと
少し照れ臭そうに階下へ降りると
口喧嘩の後に 急死したであろう
冷たくなって倒れている
おばあちゃんの姿を見つけるのでした
本当の親子だと思うからこそ
甘えて口から出てしまった言葉は
もう取り返すことは出来ない
払拭されることのない自責の念を
抱えて生きる主人公が辿る道は、、、
残念ながらその先はわかりません
本屋さんで立ち読みしたのはそこまで
だって読めるはずがない
泣けてしまって
実は私にも似たような
経験がありましたから
「自責の念を抱き続けて生きる」
私もそれこそが罪滅ぼしだと思っている
時期がありました
大切な友人が亡くなる前に
告げた言葉、その思いやりのない態度を
私自身、一生許さない
許す必要もないと
そして 私に出来ることは
たったひとつ
毎朝 彼女に祈り
詫びることだけ
祈った後に
思うのは
この想いは伝わっているのかな?
そんな都合よく伝わるはずないよねと
そんな日々が数年続きました
長くなりそうです
続きは明日アップしますね
8年前の3月11日
この世を去られた方々の
ご冥福をお祈りします