血とジュエリー
2017年 10月 13日
秋雨がしとしと降りだすと
気温がどんどん下がり
もうすぐくる冬を感じずにはいられない
寒い季節こそジュエリーは欠かせないもの
空の色が沈めばより多くの光を
自分に取り入れる必要があるから
たとえば
太陽のイメージと結びついて
現在7月の誕生石になっているルビー
古来からの言い伝えは
11月に着用すると
一番エネルギーを発揮できる宝石と
されていました
そうヨーロッパの11月は
東洋とは比べ物にならないくらい
気温が下がり身体が冷える
情熱を燃やし
体を温める作用があるとされていた
宝石を着用することで
エネルギーが高まるとされていたのです
艶やかで内側に脈打つかのような
生命力を感じさせる赤い宝石に触れると
心臓から送り出される血を
連想する人は多いでしょう
〝ギロチンで首を切られた魔女
その血にしたった魔女の美しい
ルビーのリングは魔女の呪いを宿し
その後そのルビーのリングの持ち主となった
人に次々と不幸が訪れる”
子供の頃に読んだストーリーを
なぜかこの季節によく思い出します
極上の宝石には幸せなストーリーも
いいけれど身震いするような
恐ろしい話もよく似合うもの
エネルギーの強い宝石は
それだけ持ち主の秘めた
内面の意識さえ表に引き出して
しまうと考えられていましたからね
血が好きなヒロインなら
ルビーを愛するはず
私がこっそり想像するルビーが好きな
ヒロインはまた次回に