一人旅立つ息子の見送り
2017年 08月 01日
私の母は
毎夜の手の込んだおかずはもちろん
手作りのおやつや
編み物に手縫いのワンピースなど
を娘たちに作ってくれたものです
‷私が飼育するから”の
常套句で無理やり買ってきたものの
全く世話がいき届いていない
インコやハムスター、金魚にまで
愛情を注いでお世話してくれる
私にとって母として100点満点の人
それを娘である私が引き継いだか?
と聞かれたら 私の役割は
長年お世話してもらう側の
人間だったわけなので
子供を産んだからと言って
お世話上手になるわけはなく
私の母親業たるや相当いい加減で
詰めが甘い…
‶合格点の母になった”
と自分で認めることが
出来ないまま
子供達は成長し2人とも
反抗期真っ盛りのティーンエイジャーに
そして先週末は
次男にとって初めての一人旅
1カ月のNYステイに飛び立つのを
空港まで見送りに行きました
大人びて見えても15歳の反抗期は
一緒に写真を撮ろうとすると
激しく抵抗をします
「飛行機が落ちたらもう2度と
一緒に写真を撮れないかもしれないでしょ」
と脅してやっと撮った写真も
機嫌の悪いフテ猫のように目を細めた
表情でパシャリ
‷機内にいるうちに入国カードもらって書くのよ”
とか
‷入国審査は挨拶と笑顔で話せ”とか
‷出川イングリッシュで構わないから
最後まで主張してみよう”とか
鬱陶しがられながらも
別れ際までクドクドクドクド
言って聞かせつつ
いつの間にか私より
大きくなった背中が
消えていくまで見送りました
高速道路を運転する帰り道
私も初めて一人でアメリカへ旅立つときに
母に飛行場まで送ってもらった日を思い出しました
あの頃は白いアメ車の
コンバーチブルに乗っていて
時間はギリギリ 母の運転で
高速をすっ飛ばしました
風に1時間以上もあおられたので
飛行場に着いた頃は
2人とも疲れてフラフラだったけど
笑顔で送り出された
1人海外で過ごすことはやはり不安だったけど
‷どんなに遠い地であっても何かあれば
絶対にこの人は助けてくれるんだって”
信じて疑うことはなかった
そうか愛情深く頼りがいのある
あの頃の母は
今の私よりも年下だったのですね
あの頃は私自身がいつか母となり
自分の子を見送る日が来るなんて
ことは想像してなかった
それが
いつも送られる側の私が
送る側になったのですね
自分の人生を振り返れば
あの時想像した形ではないけれど
幸せで多くを与えられた人生で
あることには間違いなく
あの時の経験が土台の一部を
作っているのはよくわかってる
きっと一人旅立つ彼にとっても
人生の土台となる経験に
なるであろうから
これから彼が体験するであろう
困惑や焦りや不安
そして最終的に手にして欲しい
彼自身への信頼など
夕暮れ色の空の下
ハンドルを握りながら
思いを馳せました
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