イタリアジュエリー店巡り

20代の頃 イタリアの本場のジュエリー店をじっくり見てみたいと
3週間を掛けてミラノ、ローマ、ヴァレンツァ、フィレンツェと
ジュエリー店ばかりをめぐる旅をしたことがあります




あの頃のイタリア通貨はまだユーロに統一される前
当時は円高で日本より物価が安くそのうえ地金の価格も
半分以下でしたから高品質のものが現在とは
比べものにならないほど格安で買えたものです



イタリアのジュエリー店を廻って難しいと思ったのは
ほとんどのお店ではショーケースに展示されている
ジュエリーはほんの数点であり
お店に入るなり何が欲しいのか聞かれます



私は日本国内では見ることの出来ない
イタリアならではの洗練された様々なテイストのジュエリーを
沢山見て見たいのに そんなことは理解してもらえず
予算や素材 アイテムやデザインの方向性など
はっきりリクエストを出さなくては奥の金庫から運んで見せては
もらえない


私まだ20代前半よ 何が似合うのかプロフェッショナルッショナルな
視点でアドバイスしてよ…というのが本音ですが
他のイタリア人のお客さんのジュエリーの買い方を
横目で見ているとみんな自分の好みが確立していて
ちゃんと自分には何が必要かはっきりリクエストをしていました


イタリアジュエリー店巡り_d0339681_11464877.jpg




アンジェリーナにも開店以来毎年お誕生日に
ご自身のジュエリーをオーダーして下さるフランス人マダムの
お客様がいらっしゃいますが やはり自分に似合うもの、
身に付けたいものの好みが明確で長年ぶれることはありません



フランスやイタリアのおしゃれさんは
自分にはこれ!というものが早くに見つかり
あまり変化しないのかもしれませんね



でも人は誰でもイメージも好みも自分の成長に
合わせて変化するもの
真剣にジュエリーを身に付けたいなら
本当に自分には何が合うのか?
悩んで当たり前だし自分を表現するジュエリーは何か
プロフェッショナルに相談しながら模索する方のいいと思う



だから私はお客様自身が気が付いてさえいない
潜在的に求めているジュエリー、
もし身に付けたのなら自分の日常がどう変化するのか
未来の自分を思い描くことをサポートする
ジュエラーになりたいと誓いました




自分が気が付いていないなら
それは必要のないものなのでは…
と思う人もいるでしょう



たとえ健在意識では気が付かなくても
自分の無意識で求めているパートナージュエリーは
出会い、触れたらそれとわかるもの



まるで運命の恋人のようにね
<< 友人が作ってくれたランチ 冬のイチオシイルミネーション >>

篠田恵美 ブログ


by angelina-kirei

Copyright © bizki Inc. All rights reserved.