皆様、1週間のご無沙汰でございます。
この1週間、皆様いかがお過ごしでしたか?
さて、今週スタジオにお迎えしたのは
花火師の宗家花火鍵屋の天野安喜子さん。
花火を観た時に
「か~ぎや~・た~まや~」
でお馴染みのあの鍵屋さんです。
鍵屋さんは現存する日本で最も歴史のある花火業者で
天野さんはその15代目。
日本文化を重んじながら、今の時代にあった
世界に誇れる花火の質にこだわり、
数々の花火大会の演出を手掛けられています。
ちなみに、「た~まや~」さんも
1808年に鍵屋さんからのれん分けされたそうなので、
鍵屋さんはまさに日本の花火の歴史そのものなんです。
1代目が花火作りを始めたのは1659年の事だそうなので
15代目の天野さんまで350年以上の長~い歴史があるんです。
とは言っても、花火師さんと言うお仕事は元々男性の職場だったそうで
女性が襲名する事はなかったそうなんですが、
天野さんは小学校2年生の時にお父さんの後を継ぐ
と決めていたそうで、
2000年に鍵屋さんの長い歴史の中で初となる、
女性の15代目を襲名されたんだそうです。

そんな天野さんのこだわりのアイテムは
スケジュール手帳。
勝手に夏が忙しいイメージのある花火師さんですが、
打ち合わせは早い時には2月位から始まるそうで、
その後イメージに合わせて、長いモノでは半年近くかけて
花火を作っていくんだそうで
それ以外にも各所への許可の申請や、当日の設置など
天野さんの手帳はびっしり。
さらに打ち上げの演出もすべてを手掛けていらっしゃるので
花火の色や形、大きさは勿論、打ち上げるタイミングなども
大切な演出なんだそうです。
そんな天野さんのこだわりがギュ~っと詰まった鍵屋さんの
花火が今夜観られます。
場所は千葉県の
浦安市花火大会。
7000発の花火が観られるそうなので、
是非足を運んで鍵屋さんの花火を堪能してみて下さい。