皆様、1週間のご無沙汰でございます。
この1週間、皆様いかがお過ごしでしたか?
さて、今週ゲストにお迎えしたのは「江~姫たちの戦国」の
チーフプロデューサーを務める屋敷陽太郎さん。
屋敷さんは1970年、富山県のご出身。
1993年にNHKに入局し、95年から3年間
山形放送局に勤務し、98年から東京に戻って
ドラマ部でご活躍されています。
一言で大河ドラマと言っても、
私達がTVの前で拝見するまでには、とっても長い時間がかかっていて
2~3年前から企画を考えはじめて、取材をたくさんかさねて
ありとあらゆる書籍を読んで…
台本が出来あがっても、この言い回しは正しいか歴史の先生に
毎回確認して…
ホントに大変なんです。
以前黒船の先端ではためく星条旗を作った時、
きちんと当時の州の数を調べて、星の数を決定して
特注の星条旗を作ったそうなんですが、
OA直後に視聴者の方から「あの星条旗はまちがっている!」
と電話がかかってきたそうで、
「いや、ちゃんと調べました」と言うと
「星の数はあってるけど、並び方が違う!」と…
わずか1秒位しか映っていない所まで、
細かくご覧になる方もいるわけです。
そんな屋敷さんの強い味方が、こだわりのアイテムとして
ご紹介頂いた
『考証要集』。
この中には、大河の時代にはまだ存在しなかったもの
例えば白菜とか、ずっと昔からあると思っていても
当時は存在しなくって、映っていたらおかしいモノや
言葉使い、過去のミスなどなど、様々な事が書かれていて
「大河ドラマの虎の巻」的なモノ。
1つの作品が出来あがるまでには、大変なご苦労があるんだな~
と、改めて感じました。