2004年からエキサイト公式ブロガーの音楽家であり、リオデジャネイロ市公式ジャーナリストである
KTa☆brasil(ケイタブラジル)さん。お馴染みのところでは、サッカーや音楽、文化の部分で多くの発信をされています。
エキサイトブログ以外でも、メディア出演やご自身のSNSやYoutubeで積極的に活動されていますが、この度、共同執筆者として1冊の本を出されました。

本のタイトルは『ブラジルの歴史を知るための50章』。明石書店から、4月15日に発売されました。
この本は、そのタイトルの通り、ブラジルの歴史や文化について、本当に多方面から、それぞれの執筆者が専門性を持って書かれた本です。書名にある通りで、基本的な構成は時系列の50章で成り立っています。始まりは、ブラジル先史、つまり、発見以前の部分からです。その後、植民地期や、帝政期、共和政期と時代は進み、軍事政権期、そして、新共和政期へと移っていきます。6部構成で編成されている歴史をかいつまんでみただけでも、これは一筋縄ではいかないなと感想を持つ、質と量のある一冊です。
こう書くと、難しい専門書のようにもとらえられるかもしれませんが、実はコラムやトピックはバラエティーに富んでいる面もあります。もちろん、時系列的に、学習という面から読み進めていくのも王道だとは思います。
一方で、KTa☆brasil(ケイタブラジル)さんが執筆し、関わっている部分は、カーニバル、そしてサッカーに関わるコラムです。ブラジルと言えば、サッカー、カーニバルと連想される方には、親しみやすい部分でもありますよね。しかし、例えばカーニバルについてだけも、本書からは、その起源や歴史から、目的や内容、社会的な価値まで知ることができます。また、サッカーについても、ブラジル社会の背景と関連されて執筆されており、新しい発見と見方をすることができます。
歴史本として、初めから読み進めるのもよし、自分が関心を持っている分野から入って、それをきっかけに歴史をたどっていくという読み方もあるかと思います。1つ言えるのは、これを読めば、間違いなく、「ブラジル通」になると言うことですね。
さて、KTa☆brasil(ケイタブラジル)さんからも紹介文が届いています。
【紹介文】多様性!グロバーリゼーションへのヒントが沢山の国!ブラジルから見直す世界への扉。2022年9月7日に、ポルトガルからの独立200周年を迎えるブラジル連邦共和国。日本の約23倍もの面積(米国本土より広い)に様々な先住民族が住んでいた土地に、世界中からの移民とその混血による多様性の極みがある多彩な大国、それがブラジルです。全欧州、中東、アフリカ各地、中国、南北朝鮮、そして日本からも移民が行われました。驚くばかりのその歴史と、友情、魅力にあふれた類稀なる国。その知られざる世界各地につながる歴史には、混迷し問題が多い時代に、勇気と情熱と、一皮剥ける発見を与えてくれるかもしれません。
ご自身による、紹介動画もあります。
KTa☆brasil(ケイタブラジル)さんの、本書における略歴、紹介文です。
真を担当されています。
とてもきれいで躍動感があふれる写真の数々です。
コロナ禍を経て、新たに読書が趣味となった、あるいは趣味として復活した方もいらっしゃるかと思います。
そういった機会だからこそ、このような読み応えのある一冊を手にとってみるのもいかがでしょうか?
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