2014年 09月 22日
人気ブロガー「片付けたくなる部屋づくり」の本多さおりさんの新刊『無印良品の収納』が発売されました!
そんな本多さおりさんの片付けのアイディアなどがたくさん詰まった著書は、ブログから生まれた『片付けたくなる部屋づくり』をはじめ、これまで3冊の本が出ていますが、4冊目の新刊、『もっと知りたい無印良品の収納』が9月5日に発売されました。読者にとても好評で、早くも増刷が決まったようです。
本多さおりさん、発売おめでとうございます!
(↗撮影:福岡拓)
本多さおりさんのブログや著書を見て、「私も部屋をきれいに片付けたくなった!」「片付けが楽しくなった!」という読者は多いと思いますが、今回は、新刊を出されて、ますます注目を集める本多さんに、いまの感想や本の内容について、インタビューさせていただきました!
――9月5日に、4冊目の新刊、『もっと知りたい無印良品の収納』という本が発売されましたが、出版おめでとうございます!この本を出されたいきさつ、本になったことに対する感想は?
本多さおりさん:ありがとうございます。
担当者の女性から書籍のご提案をいただいたのが、今からちょうど1年前くらいでした。私が偏愛している「無印良品」と「収納」のコラボでぜひ!ということで、良品計画様にも企画提案してくださった結果、企画段階からご協力いただけることになりました。
無印良品が好きすぎてアルバイトまでしていたほどですので、まさか自分がタイトルに「無印良品」の入った本を出版できるなんて…。「好き」の底力を感じています。
――この本はどのように仕上がってらっしゃるのでしょうか?
本多さおりさん:この本は大きく3本柱でできています。
①本多家の無印良品を使った収納の実例
②無印良品のアイテムを使ったアイデア集(Q&A形式)
③サイズを知って賢く収納(体のサイズと使いやすい収納の話、サイズ別収納アイテムとモノもマッチングの話)
ブログでは、無印良品のアイテムが登場する記事に「無印良品」タグをつけていましたので、書籍制作に際して自分でも読み返して、参考にしました。
制作の際は、ただの「無印良品の収納カタログ」になってしまわないよう気をつけました。
例えば、押入れやクローゼットに入れて使用すると便利な「PPケースシリーズ」は、各サイズを取りそろえ、すべてに同じ枚数の洋服を収めてみて、使用感などを検証しました。
また、「収納された様子」だけでなく、「入っているモノ」も出して紹介していますので、実際に自分の暮らしに取り入れようと思った際、より具体的にイメージしていただきやすいと思います。
――今回書籍化するにあたり、苦労されたことも楽しいこともあったと思いますが、どんな点がいちばんやりがいがありましたか?
本多さおりさん:やりがいは常に感じていました。
普段から無印良品の追っかけのようなことをしていたので、仕事として長時間向き合うことになっても、辛いと感じたことはなかったかもしれません。
ただ、撮影時に収納家具を組み立てる機会が多かったので、体力はかなり使いました!
撮影日数は9日間。製作期間は約4か月。
――いちばん“自分らしさ”を出すために、こだわった点は?
本多さおりさん:無印良品に関する知識というよりは、とにかく好きな気持ち=無印愛を込めることがモットーでした。私の思う無印良品の魅力を、実例をもってお伝えしているイメージです。そのため、とにかく写真を多用して、視覚的なわかりやすさを大切に。けれど情報が多すぎて疲れないように、すっきり感も心がけました。
これはカメラマンさんとデザイナーさんのお力です。
――本に収めた記事などはたとえばどのような記事がありますか?
本多さおりさん:とくに本に収めたブログ記事はないですが、発売日近くに、制作時のレポートを少しご紹介しました。
「 もっと知りたい無印良品の収納 」ができるまで その1
「 もっと知りたい無印良品の収納 」ができるまで その2
「 もっと知りたい無印良品の収納 」ができるまで その3(最終回)
――ほかにも、これまで2012年12月に初めての著書『 片付けたくなる部屋づくり』を、2014年2月には『片付けたくなる部屋づくり2』 、6月には『暮らしのつくり方』という本を出されましたが、そちらの3冊の本につきましても、それぞれどんな内容になっていらっしゃるのか、お聞かせください。
本多さおりさん:それぞれブログ記事がありますので、詳しくはそちらを参照していただけますと幸いですが。
★『 片付けたくなる部屋づくり』
【 初・著書出版のお知らせ 】
…人生初めての著書である『片付けたくなる部屋づくり』は、ブログを愛読してくれていた担当者さんから届いた「本多さんの収納メソッドが一冊に“ぎゅっ”と詰まった本が読みたい!」という1通のメールがはじまりでした。
偶然にも同い年である彼女は、書籍でも扱いたい内容の記事をブログからピックアップしてくれたり、さらに「こんなことも知りたい!」と新しいトピックもどんどん提案してくれ、一読者目線で本づくりを引っ張ってくれました。
2Kの我が家全体をほぼすべて網羅して、「片付けたくなる部屋づくり」のメソッドを提案しています。
読者の皆さまからは、「本を読んで私も片付けたくなった!」とか「部屋を片付けられるようになった!」というコメントをたくさんいただけて、とてもうれしかったです。
片付けたくなる部屋への1歩は、何といっても手を動かして自分なりにやってみること。
この本はその起爆剤、誘発剤のような役割を担ってくれたらいいな、と願っています。
★『片付けたくなる部屋づくり2』
【 片付けたくなる部屋づくり2 発売されました 】
こちらの本のテーマはずばり、『暮らし』。自分の暮らしに必要なモノ、そうでないモノを見極めること、
自分に合った家事のスタイルを模索すること、片付けやすいモノの置き場所を探ること…。そんな暮らしとじっくり向き合いたくなって欲しいと思い、作らせていただいたのがこの本です。
★『暮らしのつくり方』
【新刊「 暮らしのつくり方 」発売します!】
こちらは、「 片付けたくなる部屋づくり 」シリーズとは別の切り口で、収納術やお片付けに留まらず、「暮らしにまつわる普段の心がけ」や「暮らしに組み込むお楽しみ」などをテーマにしたビジュアルエッセーです。ご自分の暮らしを振り返りながら、じっくり読んでいただきたい1冊です。
――改めて、本多さおりさんにとって、毎日の暮らしの中で大切にしたいこと、収納の楽しみは?
本多さおりさん:家事や仕事にやる気があったり・なかったり、心が穏やかだったり・ざわついていたり。日々のコンディションは日によって違うものですが、どんな日でも家に帰ってきたときに、「好きだなぁ~」と思う場所であってほしいと願います。
そんなことを思うと、「コーヒーを心から味わえるよう、ソファから見える散らかった洗濯物を早くしまってしまおう」とか、「夜は布団に入って心置きなく深呼吸できるように、寝室は毎日掃除機をかけておこう」という、片付けや掃除のモチベーションにつながります。
――ブログを続けていて、改めて楽しみが増えた点や良かったなと思うこと。広がった出会いなどは?
本多さおりさん:日記と違って自分のペースでつづれて、しかも向こう側に読んでくれている人がいるということを実感できるブログだからこそ、ここまで続けてこれたのだと思います。日記はまるで続かないタイプですが…。
良かったことは、記事のストックが自分のログになること。最近出会った人でも遡って過去の記事を読んでくれて話がはずんだり、自分自身も昔と今の変化を感じられたりして面白いです。
今年やっとオフィシャルページを開設しましたが、それまでは整理収納コンサルタントとしてのお仕事は、ほぼすべてがこのブログが窓口でした。私が今この仕事に従事できているのは、ブログのおかげです。
――最後に、あらためて読者のみなさんにメッセージをお願いします。
本多さおりさん:今はスマホが普及して、いつでもどこでも、いろんなブログにアクセスできるようになりました。私もすきまの時間や、リラックスしている時間に好きなブログを読んでいるときが、日々のお楽しみです。私のブログも、そんなふうに誰かの1日に供にさせてもらっていると思うと、とてもありがたい気持ちです。
最近はめっきりマイペースな更新になってしまいましたが、続けていくためにも自分の気持ちに正直に、楽しく更新していきたいと思っています。
読んでよかったな、と思える記事を発信できるよう精進してまいります。どうぞよければこれからも「片付けたくなる部屋づくり」におつきあいください。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
インタビューからは本多さおりさんのこの本に込められた思いや、読者に少しでも参考になってもらえるようにいろいろ工夫されているのが伝わってきました!
また、新刊だけでなく、どの本からも、片付けを通して快適に暮らすことの楽しさ、心地よい暮らしは毎日の幸せにつながるということが伝わってきます。
みなさんも、「片付けたくなる部屋づくり」をめざして、心地よく暮らすための第一歩に、ぜひ本多さおりさんのブログ&著書を参考に、片付けのコツ&暮らしのコツを取り入れてみてくださいね!
★本多さおりさんのブログ「片付けたくなる部屋づくり」はこちら。
★本多さおりさんの著書はこちら↓。
今後もすてきなブロガーさんの本をご紹介していきますので、お楽しみに!