
オーストラリア中央部では不思議な光景をいろいろと目にする。
奇岩群として知られているひとつにデビルス・マーブルスがある。
乾燥した大地に転がっている岩はまさにその名の通り「悪魔のおはじき」とでも言ったところ。
午後、熱くなる一方の砂漠を歩き、一枚一枚、気になるものを丁寧に写真に収めた。
中でも気になったのがこの岩。まるでからからに干からびて、あるいは完全にさびついてしまった地球を見るようだった。砂漠を歩いていると、時に地球に落ちてきた地球をみつけることもある。この球体に水をかけたら、やがて海が出現し、そこから生命が生まれ出るものではないか・・・と想像さえふくらんだ。