200年前の風景を求めて
 今回のライカ・エクスプローラーでキャプテン・クックの足跡を追うことになったわたしは、旅のはじめにテーマを決めた。彼は18世紀に太平洋へ3度航海したことで知られる。毎回、画家を随行して絵を描かせた。 残された絵は風景から人物像、動・植物など膨大な数にのぼる。 カメラがまだ無かった時代、見たものを記録し、人々に伝える手段として絵画が大きな役割を果たしていた。それら風景画が描かれた場所へ行ってみよう。現代のカメラに映し出される風景は、200年ほど前の絵画と同じままか、それとも変わり果てた姿になってしまっているだろうか。比較により様々なことが見えてくるのではないか。
 さっそくその一つ、タヒチ島の東部タウティラへと向かった。パペーテから途中でバスを乗り換えて片道2時間の行程。そこでわたしを待っていたのは、美しい南島の風景だった。絵と比較してみる。裸婦はいなかったが、キャプテン・クックが見た風景とあまり変わらない世界が残されていた。
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(参考資料)
*William Hodges, A view taken in the Bay of Otaheite Peha (Vaitepiha) c. 1775-6, National Trust, Anglesey Abby, Cambridgeshire, “The Art of Captain Cook’s Voyages”,  Rudiger Joppien, Bernard Smith Volume Two The Voyage of the Resolution ad Adventure 1772-1775, 1985
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by born_to_explore | 2011-01-28 10:47 | ライカ・エクスプローラー | Comments(2)
Commented by zeon at 2011-02-07 21:13 x
これはタヒチ・イティの方ですね?
より自然が残っている地区。
私はこっちの方へは行けなかったので、うらやましいです。
Commented by born_to_explore at 2011-02-08 12:54
zeonさま
タヒチ・イティはあまり観光客も来ないため、静かで素朴な雰囲気が魅力的でした。また訪れたい場所の一つです。
高橋大輔