「私の日常の周りにあるデザインで、不思議に思っていることは、「タバスコの箱のタバスコの写真、微妙にナナメなの何?」です」
と、言ったのは私ではなく、大学の渡部千春ゼミの学生I。そうだったっけ?と日本と米国のamazonで検索してみると確かに傾いでいる。学生Iがわざわざ絵にしてくれて説明。
4度右。確かに微妙な感じの傾き。
米国マキルヘニー社のお問い合わせに聞いてみたら、割にあっけなく答えが返ってきた。
「当社の社史研究担当にこの傾きについて聞いてみました。はっきりとした理由は分からないのですが、1950年代にパッケージ上、ボトルの横にコピーが入った時にボトルが傾いたものに変化しました」
とのこと。会社に社史研究担当(company historian)がいるのもすごいけれど、その人も分からない、というのも謎が深まる。とはいえ、説明からするに
「Hey 箱にオリジナルっていれたらどうかと思うんだけどさ?」
「Hmmmm ボトルの写真に邪魔じゃない?」
「Ah! 傾ければ?」
「Oh いいねー」
くらいのノリで傾いてしまったような感じだ。時代は陽気なアメリカ50年代。
ありうる。
ちなみに私の家の近くのスーパーで売っていたのは「傾いていないタバスコの写真のタバスコの箱」だった。これもまた謎なり。