ライター渡部のほうです。
昨年からたびたび中国に行くようになり、現地のパッケージも見慣れてきて「とりわけレポートというほどでも」という気分だったのだが、やっぱりよく見ると日本と全然違う。ということで、北京のパッケージ篇。
特に、北京の中心地に泊まっていたためか、旧来の建造物保存のため大型の土地開発がなかなかできない。店も個人商店のような小さいものがほとんど。となると、大型チェーン店とはまた違った品揃えで、新旧混在。
スーパーマーケットのペットボトル飲料コーナー。こうしてみると日本と大差ないようにも見えるけれど、色の使い方はかなり派手。
北京で一番最初にびっくりしたのはヨーグルトかも。ガラス瓶入り。瓶はその場で返すので、「ここで食べて」と言われる。
紙のふたを開けるとすぐヨーグルト。かなり固形なのだが、ストローで飲む(すする)。
袋入り牛乳。液状、半液状のものが袋入り、というのは割と多い。
着いた日は30度近く、とかなり暑く、滞在中毎日1本アイスバーを食べる。種類が多かった。日本にもあるチョコレートコーティング系とかパフェ系とかもあるのだが、あえてここは私の趣味セレクト。
包み方が簡単なんだな。アイスバー+紙、以上、みたいなの。
上のアイスバーシリーズが一番うまかった。小豆、緑豆、ヨーグルト、ミルクフレーバー(他に麦味というのがあるらしい)。あえてレトロなパッケージグラフィックにしてるようだが、本当に昔ながらのアイスバーの味。
これもぺろっとうっすい紙を巻いただけ。それにしてもどうやって巻くのだろうか。きちんとアイスにくっついているし、剥がす時は破れないし、棒のところをひねっているところを見ると、手作業なんだろうか。その工場の巻く部署を考えるだけで寒い。
最近日本で見ない、割って食べるタイプ。
このメーカー北冰洋は飲料も出していて、これも懐かしい感じのオレンジ炭酸ジュース↓。ジュースがうまかったんで、アイスも外れなかった(らしい)。

缶といえば、コカコーラはインターナショナル感溢れる(もしデザインリニューアルしてなければ、アラン・チャンのデザインのはず)しゅっとした感じ。

漢字ロゴもカッコいいけど、蓋部分の文字の刻みがカッコいい。
中国の漢字は先が尖った鋭い字体がいい。
毎度おなじみ、「牛」シリーズ。パッケージじゃないけど、この「牛」は非常に良い。勇ましい。
乳がピンクなのがダイレクト過ぎるホルスタイン系。

牛キャラ。どこの国にもいるが、牛ってこんな生やさしいもんじゃない。かわいくしないで欲しい。

絶対マズいだろうなーと期待しないで買ったフルーツパン。

これが、ゴロゴロドライフルーツが入っててうまかった。5元は80円くらい。また食べたい!
昨今世界的にもUberEATSとかデリバリーが流行ってるが、中国都市部の出前文化は多分世界の先端を行ってる。スマホで呼ぶだけ。決済もスマホ。しかも種類が半端ない。
容器もデリバリー用に、下にご飯、上におかず二種を入れるパッケージになってる。

頼めばこんな鍋みたいなのもあっつあつでやってくる。よく容器が壊れないもんだ、と思う程ペコペコのプラスチックだけど。

パッケージとは関係ない。単なる洋品店。私の世代には懐かしい、YMO増殖的な何か。


北京は50代にはたまらない都市。