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プライベートブランド考3
ライター 渡部のほうです。

プライベートブランドを考える雑記。その3。
まずそもそも、の話が抜けていたような気がするので、私がよく見ていて、かつ、プライベートブランド文化が非常に発展している、イギリスとフランスのスーパーマーケットでプライベートブランドはどのように売られているのか、どのように安さを演出しているのか、どのように価格帯の違いを見せているのか、を改めて見てみたい。

ちょっと前にも取りあげたけれど、イギリステスコの紅茶コーナー。ティーバッグ。
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こんな風にナショナルブランドとプライベートブランドが混在した形で売られている。
プライベートブランドがどれか、というのは分かりにくいかもしれないので、拡大すると
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一番スタンダードなライン。
Tesco 80 Teabags 250G £1.00(£0.40/100g) 80袋入りの他、袋数のバリエーションあり。

一般的なナショナルブランドと比較するとすれば、
例えば Pg Tips 80 Cups Loose Tea 250G £1.99(£0.80/100g) と比較すると約半額くらいの値段になっている。
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一番安いライン。
Tesco Everyday Value Teabags 40S 100G £0.25 (£0.25/100g)
こちらは40袋のみ。
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プレミアムライン。黒くてほとんど見えないけど。
サイズと茶葉の種類がいくつかあるが、比較目安として80袋入りのものは
Tesco Finest Fair Trade Tea Bags 80S 250G £2.69(£1.08/100g)
ナショナルブランドと比較すると
例えば Twinings 1706 Tea Bags 80S 250G £4.99 (£2.00/100g) の、やはり半額くらい。


先に「プライベートブランドがどれか、というのは分かりにくいかもしれない」と書いたのは、日本のプライベートブランドはかなり画一的で、概ねナショナルブランドに比べて白地の多い簡素なデザインなので、非常に見分けやすい。
一方、イギリステスコの場合(テスコに限らず、他のイギリスのスーパーマーケット、他のヨーロッパ諸国でも言えることだが)
ナショナルブランドもプライベートブランドもそれぞれ個性あるデザインになっているので、簡素=安そう=プライベートブランド、と単純には判断できない。「テスコ」というブランド感があるようにも見える。ただし価格を見るとかなり違うことが分かる。


by dezagen | 2017-03-11 05:32 | プロダクト・パッケージ
『これ、誰がデザインしたの? 続(2)』
渡部千春著、デザインの現場編集部編
美術出版社刊
04年以降の連載記事をまとめた2冊目の書籍。連載で紹介したアイテムのほか、名作ロゴやパッケージ、デザインケータイなどを紹介。
 
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