ライター渡部のほうです。
写真がなくて残念なのだが、空港のサインについて「がっくり」な話。雑感。
今回アブダビ経由(エティハド航空使用)で、ロンドンへ。
まずはアブダビ空港だが、相変わらず免税店の多さに、重要なサインが見えない、という状況がいくつか。
また、列を作る柵の置き方も曖昧なため、トランジットの際にどこに並べばいいのか分からず。
「列を作る方法」というのはサイン計画というより、建築の動線計画になると思うが、これが良く出来ていない場所も多い。
東京の駅では列を作る導線のデザインを施されている、というよりむしろ、日本人同士の遠慮し合いマナーにより列が作られている、見えない柵があるように思える。
というわけで、列作りマナーのよい日本人としては、皆が勝手に列を作っている状況に不慣れ。戸惑う。
中近東はどうも列作りヘタだなあ、と思っていると、エティハド航空の陸上アテンダントが付き添って横をするすると抜けていく、ファーストクラスの旅客。
中近東は基本、面倒臭いものはお付きの者、召使い、家来、下々の者にやらせるってことになるのだろうか。
ロンドンではそんなことはなかろう!と思いきや
到着したヒースロー空港ターミナル4は、ここ数年改修工事が行われ、やっとフル完成に近づいたところ。
什器がきちんと作られた「トランジット」のサインの下に、バナーのようなもので「到着 こちら →」とあり、迷う。
空港から市内に向かうヒースローエクスプレスも、ターミナル4からの乗り継ぎは、プラットホームで一度迷う。
なぜかというと、電光表示の文字が小さい、目立たない。基本的に「小さい文字でも英語が分かる人向け」に作られているように思う。
ロンドンはサイン計画がよく出来ていると思っていたが、できてないところはまだ全然ダメだ、ということに気付いて、かなりがっくり。
とはいえ、エティハド航空は安価ながら、高いサービス、ヒースローターミナル4もきれいになっていて、サインデザインに細かく気を捕らわれなければ、気持ちよい旅が出来ると思う(あくまで「思う」)。