エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半
ライター渡部のほうです。

この辺はうらやましい編。

うらやましい社内ジムスペース。
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_21562554.jpg


うらやましい社内体育館。
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_2224758.jpg

この体育館(という言い方をすると、なんとも中学高校のようでだっさいが)は、写真右側でモニターを用意していることからも分かるように、多くの人が来る時のプレゼンテーションルームとしても使われる。

ちょっとだけ移動して、ミッドウエストディストリビューションセンターというところへ。ここにすごい場所が。

アーカイブ室!
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_22316100.jpg

ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_2233839.jpg

ハーマンミラーの創立は1923年から。その前身となるスター・ファニチャー・カンパニーは1905年に創業。100年以上の歴史資料を整理、整頓し、かつ展覧会など必要時に必要なものをすぐ出せるような仕組みにするには相当の努力があったに違いない、ですよね?と聞いたら、かなり本気な顔で「そう。大変よ」と言われた。やっぱ大変なんだな…。

展示会行きを待っている家具などの資料。
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_224083.jpg

こうしたボリュームを取る資料は、倉庫から必要時に出してくるそう。

平面の資料は引き出しに。
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_2242669.jpg

ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_2245110.jpg

ジラードの布サンプルがわわわーと。
設計図がわわわーっと。
素手で触っていいとのことで、逆に緊張。

昔の広告やカタログを広げてくれているところ。
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_226657.jpg

手前に、私のグー。見たい資料がありすぎて、どこを見たらいいか分からなくなってる上に、あまり時間がなくなってきて、見切れない!と悔しさのあまり、手がグーになってた。

ちょっと珍しいもの。
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_2252134.jpg

ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_2253610.jpg

昔の工場ではこのように木の板に設計図、解説図を書き、工場で働く人に指示書として見せていたそう。このパネルが何枚もあり、全部見てみたかった。

最後環境配慮の話を1時間ほど聞く。
ハーマンミラーの環境に対する取り組みはよく知られているところなのだけれど、驚いたのは、2020年までに○○%、と目標基準を明確に示していること。
「パーフェクト・ヴィジョン・プログラム」概要の日本語はここに。
http://www.hermanmiller.co.jp/about-us/press/press-releases/all/10-jun-2010.html
英語ではさらに詳細。このpdfの20〜22ページ目は、どこまでが目標で、2015年はどこまで来たか、2016年の指標はどこか、明確に書いてある。
http://www.hermanmiller.co.jp/content/dam/hermanmiller/documents/a_better_world/Better_World_Report.pdf

再度、「売っているのは商品ではなく、解決法」という言葉に戻るのだけれど、環境保護を解決するにしても数字できちんと示している。
デザインにしても環境にしても、感情的なところや、見方による違い(車がないとまったく移動できない場所なのに、車のガソリンと排気は、とか、気になることもあれど)など曖昧な部分は多い。それを踏まえた上で、これを基準にしてこう行く、と断言してやり切って行くのが凄いと思う。

ちなみに頂いたお土産の蜂蜜もこの環境の取り組みの一部。
ハーマンミラーの本社、工場に行って来た話 2日目後半_b0141474_2273892.jpg

このグリーンハウスを作った際、スズメバチが群生し(というところがまた、大自然を感じさせるが)その対処法として、スズメバチを殺すのではなく、ミツバチ(ミツバチの巣12個、約 60万匹を投入したことに始まる。
蜂蜜採取の巣箱も作り、自社蜂蜜が出来る、と一石二鳥の解決法として知られている。
その蜂蜜をまさかもらえるとは思わず。貴重すぎてまだ手を付けられない。
by dezagen | 2016-05-07 08:43 | インテリア