ライター渡部のほうです。
マケドニアの話は一旦終わりということで、(本当はもっと地方の街でいいものも見てるので、資料が見つかったらまた書きます)マケドニア行きの際に経由で寄ったウィーンの話を。
ブログ相方宮後さんが編集長を務める『TYPOGRPHY』(グラフィック社刊)の2014年5月刊行の05号で、ウィーンの国際空港のサインの記事を書いています。
http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=4&p=30689
この記事でも触れていますが掲載したサインは変更される予定になっていました。
Iintégral Ruedi Baurがサインを手がけていたのですが、管轄会社の役員の変更から、空港の方針が変わってしまい、一旦ほぼできあがったサインも作り直し、という滅多にないことが起こったのです。
新しいサインを手がけたのは、これまでオーストリア鉄道や旧空港サインを手がけた大御所サインデザイナーのPeter Simlinger氏。
以前のサインは、バックナンバーで見て頂くとして、こんな風に明解なものに変更されました。
かなり遠目からでも視認性が高いことが分かります。
少し、前のサインが残っていた場所がありました。バゲージクレーム、預け荷物の受け取り場所です。
ベルトコンベアの番号をしめす「10」と書いてあるものが、intégral Ruedi Baurの手がけたもの。
手前の行き先表示はPeter Simlinger氏のものです。
私個人としては、少し叙情性のあるIintégral Ruedi Baur版が好きだったので、ちょっと残念、ではありますが、多くの利用客に取って「分かりやすい」というのが1番のメリットなのだとも思います。