エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅
ライター渡部のほうです。

マケドニアの街の話の続きです。

そもそもマケドニアの首都スコピエの街巡りの目的の一つは
「50年前に作られた丹下健三の都市計画、その後を見ること」
だったのですが、なかなかこれが難しかった。

なんでかというと、そもそものマスタープランがほとんど実現されなかった。のがまず一つ。
他に、作られたが後のメンテナンスがほとんどなされていない、マスタープランにも入っていた大型施設の建築物の前や後ろにここ数年で新しい建造物ができ、大型施設そのものを見ることが難しい(オペラハウスとか)など。

かろうじて、丹下健三が設計したという中央駅は残っておりました。
が、
ん?
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_10214811.jpg

少し引いたところから見た駅。
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_10235535.jpg

全然中央駅って感じがしない!そもそもどこが入口か、分からない。。
中が、改装中らしいのですが、改装中というより廃墟っぽい
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_102539.jpg

このエレベーターもわざとむき出しなのか、壁を取っ払ったのか、よく分からず。
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_1025482.jpg

駅っぽいといえば、チケット売り場ですが、こんなに暗い。怖い。
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_10262440.jpg

上に上がると、よかった、開放感。
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_102792.jpg

でもあんまり使われてない様子。多くの人は電車よりバスを利用するそうで、この駅と繋がっているバスターミナルは(比較的)きれいで、人もたくさんおりました。

高架下はかっこよかった。
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_10284937.jpg

1965年、マスタープランを作っていた時の丹下健三って、代々木体育館が出来たすぐ後ですが、漫画だとオノマトペで「ぐおおおお」と書き入れたくなるような勢いがあります。
(日経アーキテクチュアの宮沢さんに是非書いて欲しい。
参照 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20130910/253209/?rt=nocnt ) 

それが高架下に発揮されているというのもなかなか地味な話ですが。
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_10345735.jpg


高架下。使われてない様子の郵便局(だったと思う、確か)。
マケドニアの街 5 スコピエ中央駅_b0141474_1035451.jpg

ガラス越しに撮影。

使われているんだか、使われてないんだか、よく分からない建物を沢山、見た、というのがスコピエのざっくりした感想です。
by dezagen | 2015-09-10 10:36 | その他
『これ、誰がデザインしたの? 続(2)』
渡部千春著、デザインの現場編集部編
美術出版社刊
04年以降の連載記事をまとめた2冊目の書籍。連載で紹介したアイテムのほか、名作ロゴやパッケージ、デザインケータイなどを紹介。
 
これ、誰が書いているの?
 
カテゴリ
検索
以前の記事
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

XML | ATOM

会社概要
プライバシーポリシー
利用規約
個人情報保護
情報取得について
免責事項
ヘルプ