編集宮後です。
先週、デザインがかっこいいとネットで話題になっていたノルウェイの新しいパスポート。
デザインしたのは、ノルウェイのデザイン事務所Neue Design Studio。
こちらに画像がありますのでどうぞ。
http://www.neue.no/pass/
同じく、ノルウェイの新しい紙幣デザインも斬新だと話題に。
表面は伝統的なデザインで、裏面がかなり斬新。
表面のデザインはThe Metric System
http://themetricsystem.no/
裏面のデザインはSnøhetta が担当。
http://snohetta.com/
こちらに詳しいリポート記事があるので、参照ください。
http://www.huffingtonpost.jp/asaki-abumi/norwegian-passport_b_6096482.html
http://www.huffingtonpost.jp/asaki-abumi/norwegian-bill_b_5948866.html
私がすごいなと思ったのは、これらのデザインがコンペで選ばれたということ。コンペに出したデザイナーもすごいけど、この案を採用した担当者はもっとすごい。民間企業じゃなくて、国の仕事をしている方々ですよ。すばらしいです。
そういえば、オランダ警察のデザインは有名デザイン事務所Studio Dumbarが手がけてます。ロゴ、制服、パトカー、白バイ、警察手帳?にいたるまですべてDumbarのデザイン。かっこいい。こればかりは欲しくても手に入りませんが。
http://studiodumbar.com/work/dutch-police
オランダの場合は、警察をかっこよくすることで、子供たちにアピールする目的もあるんだとか。たしかにこんなにかっこいいパトカーなら警察官に憧れる男の子が増えそう。
これ誰取材部も過去に日本のパスポートの取材に行きました。外務省が仕様を指定し、国立印刷局の工芸官がそれにそった下図案を提出、最終的に外務省と印刷局で相談して決めるんだとか(詳細は『これ、誰がデザインしたの?』に掲載)。日本の場合は、偽造されないデザインにするかが大事なようで、デザインがかっこいいかどうかという話は通じなかったような。お札も同じ理由で、デザインよりも、偽造防止が重用視されていますね。
日本が誇る偽造防止の印刷技術がこれまたすごいんですが、絶対に教えられないとのこと。デザインというよりは、技術がすごいっていう話になっちゃうけど、「隠れたところがすごい」のも日本らしい気がします。