編集宮後です。
このブログで本のことを書いていたら、素敵な本の情報をいただいたので、代官山 蔦屋書店で現物を見てきました。
それがこちら。2号館1階のアートブックコーナーで、ドイツ・ライプチヒにある出版社「Lubok Verlag」の本が販売されています。
『Lubok』というタイトルのこのシリーズは、ルボーク社のクリストフ・ルックヘーベル氏が選んだアーティストの作品をオムニバス形式で収録した作品集。同社のトーマス・ジーモン氏が1958年製のプレジデント・シンドラー・レタープレスという印刷機で自ら印刷しているそうです。すべての作品は、リノリウムと呼ばれる合成樹脂を版にした印刷技法(リノカット)で丁寧に印刷され、とても迫力のある刷り上がりになっています(シリーズによって、モノクロ作品を収録した号とカラー作品の号があります)。本を開くと、インキのにおいが漂ってきて、印刷物好きにはたまらない一品です。
中ページの作品写真。二つ折りのシートがたばねられています。製本されて本の形にはなっていますが、造本がすごいので、アート作品を買う感覚に近いかもしれません。
現在、最新号のno.11まで発行されており、バックナンバーも展示・販売されています。こちらのフェアは11月15日まで代官山 蔦屋書店にて開催。売り切れないうちに、お早めに。
http://tsite.jp/daikanyama/event/004393.html