ライター、渡部のほうです。
大学の仕事の話ばかりですいません。
学内のお仕事だけど、学外の方々向けのパンフレット。
東京造形大学の彫刻専攻のパンフレットを、デザイン:高田唯先生(未だに高田唯さんを高田先生というのは違和感があるけどw、言わずもがな、オールライトグラフィックス
www.allrightgraphics.com のデザイナーさんです)、編集・執筆:渡部千春 で制作しました。
表紙にコピーが来る、というデザインにしたので、執筆担当としては力の入れ所というか、緊張するところというか、責任重大なところ、でした。
出来た表紙を見ると、3行目の行頭が2行目から繋がった「?」で始まっています。
通常、箱組に文字を入れる時に感嘆符、疑問符などを含む句読点はぶら下がりで、文字枠の外に出してしまうものなので、ここでは異例の使い方。
なので、通常やっちゃいけないことなのだけれど、ここに「?」が来たことは、ライターとしてはすごく嬉しかったのですね。
表紙のコピーを考えている時、そもそも彫刻のことを知らない私が訳知り顔で彫刻ってね、と説明する言葉を使いたくなかったので、素直に「彫刻って、彫刻専攻って何?」という、頭の中が「?」だらけの人の言葉で表現したかったのです。
行頭に「?」があることで、中の人の気持ちがすんなり出たと思います。
「?」が行頭に来るということは高田先生とは話し合っておらず、高田先生はクライアントである彫刻専攻と私の反応にヒヤヒヤしていたそうですが、結果はどっちも「イキ」。
高田先生とデザインの仕事をするのは初めてでしたが、この人、人の心が読めるんじゃないかしら、と思ったぐらい(実際読めるのかも。。。)(あるいは顔に出ていたのかも、メールでばかりやりとりしてたけど)。
表紙に関しては、何度も本人にも周りにも言ってるのであえて書いちゃいますが、できあがって来た時、大体1mm〜2mmくらいの表紙の上の白い線、「これはミスプリントでは…」と思いました。
高田先生に聞いたところ「え、こういうデザインですよ」と。「白い線があるとないとで、全然インパクトが違うでしょう?」と説得され、なるほどなー、と思いましたが。これはかなりキワキワなデザインです。
こちらのパンフはオープンキャンパスなどの大学説明の時に配布しますので、是非手に取って下さい。
(ひょっとしたら、というか恐らく、希望者には郵送も可能だと思うのですが、大学に確認してないので無責任なことは言えません、ごめんなさい)