編集宮後です。
モバゲーなどのソーシャルゲームで知られる
インターネット企業DeNAが企業ロゴを一新したのは今年1月。

(
http://dena.com/company/policy/ より)
今までにない手書き風のロゴタイプが気になって調べたところ、
博報堂とのパートナーシップのもと、デザインはWolff Olinsが手がけたそう。
http://www.wolffolins.com/news
Wolff Olinsといえば、東京メトロのロゴやロンドンオリンピックのVIを手がけた
世界的に有名なブランディングエージェーンシー。
企業がグローバル展開をするために、
海外のデザインオフィスにロゴを頼むことが増えるかも...
日本のデザイナーはうかうかしれられないな...
など、いろいろ考えてたんですが、
DeNAがオーナーのプロ野球球団はこのロゴ使うの?という素朴な疑問が。
「まさか使わないよね」って思っていたら、
新しいサードユニフォームに適用されてました。
週末のビジター試合のみ限定的に着用されるユニフォームです。
(従来のホーム用、ビジター用ユニフォームの変更はありません)

(
http://www.dena-ec.com/item/185360315 より)
プロ野球のユニフォームでは、球団オーナー会社の企業ロゴを
そのまま適用する例も一部にはありましたが、
たいてい企業ロゴは使わずに、
ユニフォーム用の別ロゴを用意するのが一般的です。
しかし、IT関連企業が球団オーナーになり始めたころから
企業ロゴがそのままユニフォームに適用される例も出てきました。
今回のケースも近年では珍しいことではないんですが、
ロゴをつくった時点ではプロ野球のユニフォームに適用されることを
想定していなかったのでしょうか? 謎です。
プロ野球ユニフォームのデザインについて知りたい方は
書籍『これ誰がデザインしたの?』p.88-89をご覧ください。
「昔のユニフォームも全部見たい!」という方は
綱島理友先生の名著『プロ野球ユニフォーム物語』がおすすめです。
ユニフォームデザインの変遷が詳細に紹介されています。