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展覧会カタログの続き
編集宮後です。
クリスマスソングが聞こえるなか、
相変わらず、本にまみれる毎日です。

造本が凝った本といえば、展覧会図録。
うらわ美術館から送っていただいた図録がよかったのでご紹介します。

「生誕100年記念 瑛九展」図録
2011年7~11月にかけて、宮崎県美術館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館を
巡回した展覧会のカタログです。
図録、ポスター、チケットのアートディレクションは祖父江慎さん。

章ごとに違う色の紙で包まれており、
本文9折(ピンク、黄色、水色の色上質×3)+表紙折(グレーの板紙)+
裏表紙折(クラフト系板紙)の合計11折を背が見えるコデックス装で綴じてます。

取次委託を通す場合は、シュリンクしないと無理な形状。
美術館図録だからこそできた造本ともいえます。

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2冊目は「アートとブックのコラボレーション展」図録。
本をめぐるアートを収集するうらわ美術館と、
それに関連する北九州市美術館のコレクションをもとに構成された展覧会。
本のA冊子(左側)に北九州市美術館のコレクション、
B冊子(右側)にうらわ美術館のコレクションを掲載し、
左右見比べながら、本をながめられる造本になっています。

デザインは、ディスウェイの久保悟さん。
左と右の高さもぴったりあっていて、気持ちのよい造本。

展覧会は現在、うらわ美術館で開催中。
来年1月22日まで。

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うらわ美術館
http://www.uam.urawa.saitama.jp/

なんとうれしいことに図録は通信販売で購入可能です。
http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran.htm
by dezagen | 2011-12-12 12:49 | | Comments(0)
『これ、誰がデザインしたの? 続(2)』
渡部千春著、デザインの現場編集部編
美術出版社刊
04年以降の連載記事をまとめた2冊目の書籍。連載で紹介したアイテムのほか、名作ロゴやパッケージ、デザインケータイなどを紹介。
 
これ、誰が書いているの?
 
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