編集宮後です。
竹尾見本帖本店で「聖夜のギフトパッケージ
10組のクリエイターが考える飾り物のかたち」展を見てきました。
10組のクリエイターが紙を使った、
新しいギフトパッケージを提案するというもので、
今夏、日本橋三越で開催された展示の巡回展です。
(展覧会レポートは
過去記事をご覧ください)
三越と同じ?と思って見に行ったのですが、そこはさすが竹尾。
こんな感じで、製作途中も様子なども新たに展示されていました。
写真は、天野和俊さんの作品で、
切れ込みを入れた紙を細かく編んでつくられたパッケージ。
以前取材したことがあったので、
さっと見て帰ろうかと思ったら、
帰り際に見せていただいた海外の紙見本帳に
目が釘付けになりました。
これはイギリスの紙卸商GF Smithの見本帳。
さまざまな色紙にHelveticaで書かれた色名が
印刷されただけのシンプルなデザインですが、
すごくかっこいい。日本にこんなのないですよね。
そしてこちらは紙がつくられる工程を紹介した冊子。
よーく見ると、左頁は紙で「Paper」のエンボス、
右頁には「Pulp」のエンボスがあって、
なんと本物のパルプが使われています。
つまり表1がパルプで表4が紙。
パルプから紙になる様子を装丁で表現したわけ。
本の中も、製紙工程をドラマチックに撮影した
写真で構成され、まるで写真集のよう。すごいなこの本。
(展覧会と反対側の棚に展示されています)
展覧会そっちのけで盛り上がってしまって
なんだか申し訳ないですが、ぜひ見ていただきたくて。
竹尾様、海外の紙見本帳の企画展もぜひ、お願いします!
「聖夜のギフトパッケージ 10組のクリエイターが考える飾り物のかたち」
12月24日(金)まで、竹尾見本帖本店2F
http://www.takeo.co.jp