ライター渡部です。
現在、ドイツのUnnaという場所にいる。
毎年、ヨーロッパ内の特定の都市を選び、通年で文化イベントを行う
European Capital of Cultureというイベントがあり、
今年はその1つがルール地方(都市としてはエッセンが代表)。
www.essen-fuer-das-ruhrgebiet.ruhr2010.de
このRHUR2010は、他のEuropean Capital of Cultureと異なり、
1つの街ではなく、各地に拡散している。
その1つがウンナという町だ。
このウンナに関してはまた後ほど詳細を。
で、このRHUR2010を巡り、ヨーロッパの若手ジャーナリストを招待し、
ツアーをしながら、ディスカッションをするという
「ジャーナリストキャンプ」なるものに参加、というか
ヨーロッパ人でも若手でもないので、見学、に近いが、
まあ、そのようなことをしているのである。
昨日(6月1日)に、回った場所は2カ所。
Baldeney湖と、ツォルフェライン炭坑跡。
Baldeney湖で行われているインスタレーションアートの展示「Ruhr Atolls」は
アーティストのNorbert Bauerがキュレーターを務め、
エネルギー、サイエンス、アート、をテーマにしている。
湖に4つのインスタレーション=人工島が浮かべてあり、
ペダルボートで漕いで行くという趣向。
イリヤ+エミリア・カバコフのFor the Presentation of Natural Resourcesが面白い。
一見、水力風力発電をしている風でいて、


実は単に水を横から横へ回しているだけ。
小屋の中にサイエンスラボのようなものがある。
このインスタレーションは、複数のアーティストからアイデアを募り、
そのうち4つ(パンフレットには7つとあったが、実際見えたのは4つ。何かの間違いか)
を実現化。
アイデア段間の模型だけを展示していたオプアーティスト、
Otto Pieneの黄色いインスタレーション。
遊園地にあるコーヒーカップのようにくるくる回り、
それで作られた電力でLEDの電気が光ります、
という単純至極な物。
大きなインスタレーションアートの場合、あまり複雑なことを考えるよりは
単純に楽しいものがいい(私感)。
黄色くて回って光る。
それくらいでいいような気がする。
なんだかひどくURLが長いが、詳細はこちらで。
http://www.essen-fuer-das-ruhrgebiet.ruhr2010.de/en/programme/re-designing-the-metropolis/artistic-intervention/ruhr-atoll.html
ツォルフェライン炭坑跡に関しては後ほど。
実は昨年も行っているので、まずはそちらで。
ドイツ2