編集宮後です。
先週日曜日、4月4日に女子美術大学でTDC DAYが開催されました。
TDC DAYとは、東京タイプディレクターズクラブ(TDC)が
その年のTDC賞受賞者を招いて行うトークセッションです。
この日は12時から19時まで国内外7組20名の方々が7時間にわたり、
文字とデザインについて語りつくしました。
出演者はこちらをご参照ください。
http://www.tdctokyo.org/news/index_j.html
ここでは興味深いセッションをいくつかご紹介します。

こちらはエキソニモのセッション。
スライドに映っているのは、
ウェブの認証のために自動生成されるランダムな文字を
そのままTシャツのデザインにした「
アンチボットTシャツ」です。
サイトで好きな文字を打ち込むと、自動的に文字が組まれ
その文字組が気に入ったらTシャツにしてくれるサービス。
このウェブサイトから注文できます。
http://store.exonemo.com/antibot/

こちらは北京のリェン・チェさんと祖父江愼さんのセッション。
スライドに映っているのは、
リェン・チェさんが大学の卒業制作でつくった限定5部の貴重本。
袋とじになっているページを切り開くと、小口の部分に
自分の心臓の写真が現れるという、ものすごい凝った造本です。

こちらはドイツの若きタイプデザイナー、
ホルガー・ケーニヒスドルファーさんが
受賞した欧文フォントAconのプレゼンテーションを行い、
書体デザイン界の大御所、マシュー・カーターさんが
質問するという豪華なセッション。
なかなか当日の様子が伝わりづらいかと思いますが、
当日の参加者のリアルなつぶやきは、
http://twitter.comから#TDCDAY2010で検索できます。