編集の宮後です。
デザ現本誌の歴史を振り返る前に、
その前身となったデザイン誌のお話を少し。
美術出版社で最初にデザイン関係の雑誌を
出版したのは昭和30年(1955年)。
インテリアデザインを中心に扱う
『リビングデザイン』でした。
その4年後の1959年には
デザ現の前身とも言える総合デザイン誌
『デザイン』が創刊されます。
その『デザイン』創刊号(1959年10月号)がこちら。
表紙デザインは亀倉雄策氏。
創刊号の記事は、亀倉雄策、
小杉二郎、丹下健三、勝見勝の座談会、
第9回日宣美展レポートなど、
見ているだけで豪華なラインナップ。
同誌は1979年5月号で最終号となります。
表紙デザインは羽良田平吉氏。
特集は浅葉克己さんでした。
『リビングデザイン』も『デザイン』も
途中で月刊、季刊、隔月刊などの変更はあったものの、
1955-1979年までの25年間、
デザインの今を伝えてきました。
そして昔のバックナンバーはすべて年度別に
合本にされて会社に保管されています。
今後、デジタルデータ中心になっていくとしたら
過去のアーカイブはどのように保存されていくのか
その行方が気になるところです。
(明日に続く…)