ライター渡部です。
昨日は寒かったので、セーターを見に行こう!
ということで、現在カナダ大使館で行われている
「カウチンセーター・プロジェクトx眞田岳彦 - 神話の衣服展」展を見に行く。
会場の天上高が高い!
この展覧会まで「カウチンセーター」というのは
ざっくりした手編みのセーターの総称、などと誤解していたのだが、
実は、カナダ、バンクーバー島のカウチン族が編むセーターのこと。
かわいいなあ、と見ていた絵柄は、
熊がパワーの象徴。ワタリガラスが未来を運ぶメッセンジャー
波模様が世界がひとつに繋がる環、と
一つ一つの模様に神話から取られた意味があり、
セーターの中にもその物語が生きている、ということなのだった。
驚き。
真ん中の小山は、羊毛のフェルト。
見ているだけで暖かそうで、
山の中に飛び込みたい気分になるも
「大地から生まれ大地に還るすべての生き物たちの魂を包むブランケット」とのこと。
おっと、神聖な空間を壊すところだった。
こちらは、カウチンセーターの前身頃、後身頃、左右の袖、襟に
それぞれ日本の青森で育った羊の毛を編んだパーツを組み合わせベストやバッグにしたもの。
空間の広さ、羊毛の柔らかさ、
あとはひょっとしたら神話の世界?
ソファに座って見ていたら、
とても気持ちがよかった。
2010年2月12日(金)まで開催。
平日:午前9時から午後5時半まで
水曜日:午前9時から午後8時まで
(12月23日と30日は午後5時半に閉館)
土、日、12月25日、1月1日、2月11日は休館
場所: カナダ大使館高円宮記念ギャラリー
東京都港区赤坂7-3-38
入場: 無料