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ナビスコカップ
ライター渡部です。

この前記事、iPhoneのすごいアプリケーションに驚き中。

さておき、今回はサッカーのネタ。

しばらく前のことになるが、11月3日、ナビスコカップが行われた。
サッカーに興味のない読者は知らないかもしれないので一応書いておくが
お菓子の食べ比べ大会ではない。

簡単に言うと、J1のクラブで行われるリーグカップ戦で、
国内サッカーの中ではJリーグの年間タイトル、天皇杯と並び
メジャーな3つのタイトルの1つである。

詳しくはこちらのサイトを参照して欲しい(なぜなら、私もよく分かってないから)
http://www.j-league.or.jp/yncup/

今年の決勝戦はFC東京と川崎フロンターレの対決となり、
結果から言うと、FC東京が勝ったのだが、
応援のデザインにも勝敗が決められるのであれば、
川崎フロンターレに是非カップを進呈したいところだ。

じゃん。
ナビスコカップ_b0141474_1125686.jpg

どうです、この見事な星っぷり。
(多分浮いていたゴミのようなものが映ってしまったのが残念)

サッカーの試合では、他にも色々と、
観客席が見事な応援ギミックを出してくることがある。
こういうのって誰がデザインして、どう指示を出すのだろう、
と、常々思っていたゆえ、川崎フロンターレの方に聞いてみた。

まず、デザインを考えるのはサポーター有志。
実施するにあたり、細かいところはクラブと話を進めていく。
川崎Fはいくつかの準優勝は過去にあるものの
タイトル(=優勝)を取ったことがないため
「初めてのタイトルを獲ってほしい」という願いを込め、
また「頂点=星」という発想から、今回の星を中心にしたデザインに到った、
とのこと。

当日は、星の部分は黄色のパネル、星を囲む青黒の部分もパネル、
パネルの外側は小旗を席に用意しておき
決められたタイミングで、
観客がパネルや旗をざっと上げる、という仕組み。

そうした道具をただ配置しておけばいいか、というとそういうものでもなく
「特に星の部分のパネルが移動されてしまうとデザインが崩れてしまうので、
ポイントごとに要員を配置し移動されないように指示をした」
のだそうだ。
なるほど。
それであのシャープな星印が出たわけで、
クラブチームとサポーター、その愛情がデザインを作り上げているのですなー。

Jリーグに関してはクラブのシンボルマークについて
「族・これ誰」書籍のほうで紹介しているので、
こちらも是非、ご拝読あれ。

今回の写真はiPhoneで思わず撮ってしまった写真なのだけれど、
どうせなら、名前がどうしても思い出せないピッチ上の選手を写すとその情報が出る、
というようなサービスはないものか。
by dezagen | 2009-12-05 02:11
『これ、誰がデザインしたの? 続(2)』
渡部千春著、デザインの現場編集部編
美術出版社刊
04年以降の連載記事をまとめた2冊目の書籍。連載で紹介したアイテムのほか、名作ロゴやパッケージ、デザインケータイなどを紹介。
 
これ、誰が書いているの?
 
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