ライター渡部です。
『これ、誰がデザインしたの?』読者の方ならば、
9月大々的に行われた明治ミルクチョコレートのキャンペーンが気になったはず。
小泉今日子、広末涼子、木下優樹菜、森三中の村上知子が登場するなんて
豪華だよねー、も、あるのだが、
パッケージがリニューアルしたのだった。
前の明治ミルクチョコレートについては、本誌連載時に取材をしている
(『これ、誰がデザインしたの?』に収録)。
1926年から歴代、茶色をベースに、大きくアルファベットでMeiji、
その下にmilk chocolateの基本デザインを続けている。
1代前のものは1971年、ブランドマーク/会社ロゴの改正と共に作られたもので、
亀倉雄策氏の作。ちなみにさらにその1代前も亀倉デザイン。
歴代のパッケージの変遷を見ると、
リニューアルを重ねるごとに徐々に柔らかい文字になっているのに気づく。
そして、さらにとろけるように変わったのが今回のリニューアル。
これは取材せねば、と、久々に宮後さんとタッグを組んで明治製菓に話を聞いた。
まず気になるのはなぜ?
この答えは意外に簡単。
今年4月、明治製菓と明治乳業が統合し、
会社ロゴが変わったからである。
意外に簡単ではないのは、ロングセラーを変えること。
「83年間続くロングセラー商品ですので、
今まで支持していただきましたお客様に
あまり違和感なく受け入れていただけると同時に、
新しさや親しみやすさを感じていただけるようにデザインしました」
(明治製菓 広報室)
お客様同様、愛着もあり、また新しさも必要と、
色々悩まれたことだろうと思われる。
今回、ミルクチョコレートのリニューアルと同時に、
ファミリー商品「ブラックチョコレート」「ハイミルクチョコレート」も新しくなった。
近所のスーパーではギリギリ新規入れ替えに間に合い、
新旧どちらも入手できた。
目の前にはホワイトチョコレートも合わせて合計8枚。
お菓子がたくさんあるってのは幸せだなあ。
明日に続く