どこのオフィスにもありそうなコピー用紙。
でも、中を開けてみると
1枚ずつペラで印刷されたリクルート用の入社案内が。
一見、社内でとったカラーコピーに見えますが、
よく見てみると、きちんとオフセット印刷されていたのでした。
このご時世、「そこまでしなくても」と言われそうな凝り方ですが、
ここまでやってしまうところに
「こんな時代だからこそ、いい人材を採用したい!」という
会社の意気込みのようなものを感じます。
そして、印刷だけでなく、中身もすごい。
先輩社員の仕事の様子を伝える詳細なレポート、
びっしり書き込まれた手帳の写真、
実際に仕事で使ったCMの絵コンテなど、
現場感あふれるビジュアルがもりだくさん。
(不特定多数の方々にに見せるものではないので、
ウェブで詳細な中身までお見せできないのが残念…)
ここまで見せちゃっていいの?と思うと同時に、
見ているとなんだかこんな仕事をしてみたいと思えてくる。
「この会社に入りたい!」と思わせる秀逸なデザインです。
この入社案内は、広告会社
アサツー ディー・ケイのもの。
アートディレクションを担当したのは、
以前『デザインの現場』08年10月号でご紹介した
同社の松本ゆき菜さん(ちなみに昨年の入社案内も松本さんが担当)。
松本さんの技量もさることながら、
最終的にこのアイデアにOKを出された責任者の方もすごいですね。
先日、自社の求人広告でダメ社員を紹介したら
応募が殺到した会社のニュース
(
http://www.j-cast.com/2009/02/25036595.html)がありましたが、
アイデア次第でおもしろくなりそうなこの分野、
デザインでまだまだ開拓できそうです。