先々週末はバレンタインデーだった。
バレンタインデーといえばチョコレート、てなわけでチョコレートの「これ誰」をやろうかしらん、と思ったが、待てよ。8年前、取材に行ったではないか。明治ミルクチョコレート。
『これ、誰がデザインしたの?』に収められているので、まだ未見の読者は是非手に取って欲しい。むろん書店で買って。
もう少し源にさかのぼり、今回は「ココア」にすることにした。「ココアはやっぱり森永♪」の森永製菓に行く。
ココアはやっぱり♪ の音と思い浮かぶのは「森永ミルクココア」だと思うが、今回はさらに源流を訪ねて「純ココア」にする。
![純ココア 前半_b0141474_0352454.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200902/24/74/b0141474_0352454.jpg)
写真:ミルクココア 120g
![純ココア 前半_b0141474_03608.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200902/24/74/b0141474_03608.jpg)
写真:純ココア
ミルクココアは「調整ココア」と呼ばれ、粉末にお湯を注ぎ混ぜればミルクココアができあがるもの。
純ココアは、そのメイン材料であるココアパウダー100%。飲料以外、料理材料としても使う。飲むココアにするときは砂糖、熱湯と混ぜ、ペースト状になるまで練ってから、ホットミルクを注いで作る。
ミルクココアと純ココア、かなりデザインは違うが、それぞれの「ココア」と「COCOA」が飾り文字になっているところで微妙に兄弟感を演出。ニクい!
今回「純ココア」を取り上げたのは、そのあまりにもそのままなココアっぷりである。
・ベースとなる色はココアパウダー色。
・色と文字と飾り枠だけの構成で、表面に他の情報を見せていない
・表面の文字は英語のみ!
こんな堂々としたココアっぷりのあるパッケージ、外国でもなかなかお目にかかれない。正に正統派。正に純。名とパッケージが見事に合致した希少な例である。
このパッケージ、いかにつくられたのかは次回、後編にて。
ちなみに渡部は、純ココアと蜂蜜を混ぜ、ペースト状になったものをそのまま舐めるのが好きである。こんな食べ方、どこにも載ってなかったが、いいのだろうか。