遠州家元の初釜デビュー |
ご一緒させていただいたのは、日頃からお世話になっている編集の方々。

とても閑静な宗家は、飯田橋という場所にありながらも、都会を忘れてしまう佇まい。
こちらでは、毎年異なる趣で初釜をされるということでしたが、
今回は、干支のうさぎにちなんだお道具です。
うさぎの香合・茶碗、杵形の花入れなど、和の風情を感じ入ることができます。
濃茶は、遠州流小堀宗実家元のお手前によるもの。
家元自らの作品も多く、更紗コレクションもお持ちだとか。
初めて遠州流にお伺いさせていただいたため、異なる流派での作法の違いで緊張の連続です。
お道具やお手前が、豪華で華やかと言われている武家茶道。
振袖をお召しになっている方がいて華やかっだったりと、
「綺麗さび」の世界といわれている遠州流だけあって、絢爛豪華な雰囲気。
また、男性の方が多いことも武家茶道のならでは。
お土産としていただいたのは、点心で使った敷板と向付の器。
茶人・小堀遠州が茶道の際に最も愛好した、長楕円形を繋ぎ合わせた七宝模様、
「遠州七宝」が施されています。
遠州流独特の美意識が感じられる、趣あるいただきものでした。

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