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FESTIVAL DE CANNES

『X-MEN ファイナルディシジョン』来日記者会見 2 !

みなさん、こんにちは。ユキです。お元気ですか?しかし、暑いですね~!!
昨日の『X-MEN ファイナルディシジョン』来日記者会見も熱かったですよ。
チエのレポートにもありましたが、『X-MEN ファイナルディシジョン』来日記者会見、まずは、その内容を詳しくお伝えします。

『X-MEN ファイナルディシジョン』来日記者会見 2 !_b0095383_1194744.jpg=========================================

司会:ウルヴァリン役のMr.ヒュー・ジャックマンです。
ヒュー・ジャックマン(ヒュー):オハヨウゴザイマス。

司会:ストーム役のMs.ハル・ベリー。
ハル・ベリー(ハル):オハヨウゴザイマス。ハル・ベリーデス。ニホンニコレテウレシイデス~。

司会:そして、ジーン役のMs.ファムケ・ヤンセン
ファムケ・ヤンセン(ファムケ):オハヨウゴXXXス(笑)。Hi!


Q:このX-MENシリーズに出演して得たものを教えてください。

ヒュー:美女に囲まれてすごくよかったよ(笑)。僕にとって、X−MENはアメリカ映画のデビュー作だったんだ。新参者にとって、これ以上素晴らしいことはなかったよ。キャストと家族のようになれて、皆と一緒に仕事ができて心から楽しめた。素晴らしいトリロジーの一翼を担うことができて大変光栄で、最後を飾るこの映画をとても誇りに思っている。そして、本当に重要なメッセージをわかりやすく発信していて、年齢を問わず楽しめると思う。

『X-MEN ファイナルディシジョン』来日記者会見 2 !_b0095383_1365789.jpgハル:今、ヒューが言ったことと全く同感だわ。そして本当にたくさんのことを学ぶ経験ができたと思うの。私にとって、役者として映画で同じ役を繰り返して何度もやるのは今回初めてだった。今までは映画が終わればそのキャラクターと別れて、次に行くという感じだったわね。でも今回は一本の映画の撮影期間だけでなく、3部作を作った6年間という長い時間をかけて役柄について考え、そして入り込んでいったの。その過程で常に新しい発見があり、一緒に成長していける素晴らしい体験だったわ。
また、言うまでもなく素晴らしい役者陣に囲まれていろいろ学ぶことができた。ある日、セットで役者や役者の質について話していたのだけれども、ヒュー・ジャクマンはトニー賞を取ったばかりで、Sirイアン・マッケランはありとあらゆる賞を取っていて、アンナ・パキンさんも9歳の若さでアカデミー賞まで取っている等々、非常に才能あふれる、尊敬される役者が集まって来ているのだと実感したわ。みんなの役作り、演技を見たり、一緒に演じ、考えを聞いたりして大いに触発された。

ファムケ:みんな言い尽くした感じだけど、いつも映画作りでの連携が大好きだわ。今回は最高のコラボレーションだったと思う。3部作を全部終わって振り返ってみれば、6年の間、みんないろいろなことを経験したわね〜。お互い成長し、変化して、私生活では結婚したり、子供が生まれたり、離婚したり(笑)するのを見ていて、本当に素晴らしい家族を得た感じだった。お互いに知り合うようになって、一緒に仕事し経験を共有して、これ以上のキャストとスタッフはいなかったと思う。

Q:今回演じた役で、映画の中で一番気に入っている場面は?

ヒュー:僕の一番気に入っているシーンは、僕も絡んでいる映画の最後のクライマックスのシーン。ファムケは映画を通して素晴らしかったけれども、この場面で本当に素晴らしかった!この映画はいろいろなことを言っているけれども、愛もテーマの一つで、『あなたは愛する人のためにどこまでできるか』と問いかけている。倫理的なスケールのもので、僕はとても深い感動をおぼえた。

『X-MEN ファイナルディシジョン』来日記者会見 2 !_b0095383_1383269.jpgファムケ:私もどうしてもヒューとのシーンになってしまうけれども、このようなタイプの映画では演技力を発揮できるシーンがあまりないと思うの。今回の作品の中では、私がベットに横たわっていてそばにウルヴァリンがいるシーンが気に入っているわ。でも、このシーンは実はX−MEN1で全く逆の立場でウルヴァリンが寝ていて私が横に立っている思い出深いシーンだけれども、それがあったから余計深く役に入りこむことができたと思う。これまで3作であれほど演技力を要求されるシーンがなかっただけに大変印象深かったし、ヒュー・ジャックマンの演技も本当に素晴らしかったわ。

ハル:私のお気に入りにシーンは、純粋に観客として見ていて、ヒューも私も出ていないのよ(笑)。いろいろ素晴らしいシーンがあるけれども、特に感動的なシーンが、エンジェルというキャラクターが初めて翼を広げて窓から飛び立った場面。とっても詩的で美しく、シュールで、平和で穏やかなシーンで、最初見た時、あんなシーン撮っていたのねとびっくり!タダタダ「すごい!」と思い、現実を忘れてしまうほど見とれたわ。
そしてそれに関連して、エンジェルのお父さんがその羽根にすごく反対していたが、映画の最後でエンジェルによってお父さんの命が救われたけれども、とても皮肉である一方、本当に美しく、人生の比喩のように感じたわ。



Q:今作でブライアン・シンガー監督からブレット・ラトナー監督に変わりましたが、ヒット・メイカーとも言える監督になり、どうだったでしょうか。また、彼に対して他の監督と違うなというところがあったら教えてください。

ファムケ:まず言えることは、ブライアン・シンガー監督とブレット・ラトナー監督は全く違うタイプの監督だと思う。ブライアンはとても落ち着いていてインテリであるのに対して、ラトナー監督はすごくエネルギッシュで楽しいことが好きなタイプの方だった。だから必然的にセットの雰囲気がずいぶん違うものだったわ。ただ、ブレットが今作、特に気持ちを入れて気にかけていたことはこれが3部作の一部であることで、自分のカラーを出すよりも、ブライアンのこれまで作り上げてきたトーンを大切に、そのまま引き継ごうという姿勢だった。もちろん彼なりに足したところはあったけれども、以前の脚本に沿ったものだったの。強いて言えば、より感動的になったかもしれないし、テンポが少し違うかもしれない。でも、これは確かに3部作なの。とにかく現場の雰囲気は違っていて、ブレットはとてもエネルギッシュで、くたびれることを知らなく1日じゅう飛び回っていた。そして、この作品の監督になれて、とてもエキサイトして喜んでいるのがはたから見てよくわかったわ。


Q:キュアというミュータントの能力を「治す」薬が出てきたが、皆さんの中にキュアしたい部分がありますか。またキュアする能力をキュアしてしまうことに対してどのように感じていますか?

『X-MEN ファイナルディシジョン』来日記者会見 2 !_b0095383_1432956.jpgハル:映画の中ではストームはキュアに対して断固として反対しているけれども、私も基本的に同意見だわ。このことが出てきた時、現実に照らし合わせてみようと思ったの。もし政府が有色人種全員に、つまり私や日本の皆さんにね、ピルをのんで私達の一番の特質である肌の色を無くすよう決定したらどうするか?その理由がもっと平等になるからということだったら、私達はこのことをどう受け止めるだろうか。はたしてどのくらいの人たちがピルをのむだろうか。考えていくうちに、どうしてそんなことしなければならないのか、とても腹立たしくなり、非常に強い憤りを感じた。自分は決して完全でないけれども、完全に不完全よ。何一つ変えたい部分はないわ。ただし、この太腿の肉だけは何とかしたいと思っているけど(笑)。

ヒュー:僕は現在37歳で、あまり治したいと思う部分はないんだ、自分に満足しているわけだけど、15歳の時はみんなと違っている部分を治したかったな。にきびが多く、あだ名がスティックスでやせっぽちで長い脚をよくからかわれていたんだ。当時ブイという番組があってね、一年間にきびに悩まされて、ちょうど、おでこにブイのマークができてひどかったもんだ。(笑)
でも今、2人の子供を持つ親の立場で映画を見ると、子供のすべてが愛おしくて、キュアが全然必要ないと思うんだ。上の子は6歳で、学校に行くとアクセントがおもしろいとか肌の色や髪の毛の色がおかしいとからかわれるけれども、親として何一つ子供の有り様を変えたくないと思う。子供はいじめられて確かに気にするけれども、みんなと違っている部分を差別されることがどんなものか学び、乗り越えていくと思う。これが、まさしくこの映画の伝えたかったことなんだ。世の中どんな時でも差別が起こり得るんだ。ドイツのナチスの例もあるし、最近でも各地で政治的な問題が起こっているよね。人は誰でも、ある時自分は他と違っているのを気にして、とミュータントのような気持ちになると思う。でもそれをどう乗り越えることが大切でなんだと思う。

ファムケ:人生は多かれ少なかれ葛藤があるもので、他との違いから疎外感がうまれ、その原因が人種、文化、社会、宗教、性的嗜好等の違いから起こることが多いと思う。歴史を見てみても、あらゆる戦争の原因も同じ様に思える。X-MENの素晴らしさは、もちろん大人から子供まで楽しめる作品だけれども、私が特に見てもらいたいのは思春期の子供達ね。なぜなら特にその年代が疎外感を感じやすく、人と違うことを不安に思うことが多いから。映画を見て得るところがあれば本当に素晴らしいわ。原作はコミック作品だから、最初は誰もこのような期待感はなかったでしょう。でもね、結果的にとてもインパクトのある、特に疎外感を受ける人たちにとってインパクトのある作品を、それも3本作ったことを大変誇りに思うの。

  

Q:アクションシーンについて質問です。今回ウルヴァリンとストームはアクションが多く、新たな挑戦だったと思いますが、特に大変だったシーンを教えてください。

ハル:確かに今回ストームはアクションが多かったわね。前の2作品ではケープをはおっていたけれどもあれは飛ぶためのもので、一度も使うことがなかったの。でも今回初めて飛ぶことができて、とてもエキサイティングだったわ。それからスピンすることができた。竜巻を作るために時速約145キロで回ったわ。もちろんスタントが入ったけれども、人間が本当に時速145キロで回ろうとすると必ず吐くよね。スタッフの上に吐いちゃって、ちょっとがっかりしたけれど(笑)…でも、今作品はアクションが多くてとても楽しかったわ!

ヒュー:彼女に吐いたもので汚されたスタッフは、彼女のものだからもったいないと言って、未だにシャツを洗っていないんだよな(笑)。
僕もスタントの部分が多くて、とにかくスタント大好きだから、今回とても楽しかった!実は僕の義理の兄弟がスタントをやっていて、過去の作品3本とも彼がついてくれた。ところが、ヴァン・ヘルシングでその彼が脚を折ってしまって、彼に電話したら、今度は自分でスタントやれよと言われた。マグニートを飛んで追う場面をやる時、実際何秒間でそこを走り、後ろ向きにストラップで縛り付けて飛ぶことになっていたけれど顔を押さえるものがなかったので、スピードですごくこわばった顔になったんだ〜NGが出るほどね(笑)。
それから息子に電話して、今から見においでと話した。きっと喜ぶと思って、ランチタイムに息子を椅子に縛り付けて飛ばしてあげたよ。もちろん高速ではないけど、彼は大喜びだったんだ。


以上が、記者会見で行われた内容です。
また、私の独断と偏見のリポート&感想も後日お届けしますね。

by cannes2006 | 2006-07-14 23:50 | 映画好き | Trackback(3)
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