旅について考える
2009年 01月 12日
写真は2006年ラオス ルアンナムターにて
1月14日から個展 『おかっぱちゃん旅に出る』 が始まります。
http://okappa.exblog.jp/
今回はわたしが行った各国の思い出を詰め込んだ、今年一発目の展示。
タイ・ラオス・メキシコをテーマに、毎日毎日絵を描いていました。
『旅』 といっても、100人いれば100通りの旅の仕方がある。
どんな場所で、どんな旅をするのが好き?
みんなそれぞれ好きな景色や、歩き方があるだろう。
個展が始まる前に、旅についてここ最近考えていたのでかいてみる。
なんで私は一人旅が好きなんだろう?単純に思い返してみた。
わたしは友達が大好きだ。周りにいる全ての人のことを大切に思う。
それなら、その大事な友達と旅をしたらいいじゃないか。
ごもっともな意見である。
確かに友達と海外へ一緒に行くのもいいかもしれない。
寂しくないだろうし、きっと楽しいとも思う。
だけど、わたしがそれをしないことには理由がある。
先ほど書いたように、100人いたら100通りの旅の仕方があり
好きなものもみんな違う。
旅=ご褒美 これがわたしの答えであって、作品づくりには欠かせないものとなる。
感動することは思い出であり、それは将来かけがえのない財産になるから。
わたしにとって旅は いかに自由に好きなものを好きなだけ、見て触って
時に泣いて、おおいに笑うかが重要になってくる。
1人になると、現地の人が心を開く確立が高い。
1人になると、どんな場所でも素直に感動できる。
時に言葉にしてみる。なんでもない現地の大きなお月様みて
『あ~まんまるだ~ きれいだな~ あのこは元気かな~』 なんて
誰かを思い出してみたりもする。それは1人の時間だからなのだ。
1秒1秒見逃せない、景色がそこらじゅうに広がって、
一本間違えたら巡り合えない、出会いが石ころみたいに転がっている。
石ころを一つ一つ拾っては、バッグパックにつめていく。
帰るころに、わたしのバッグには花がいつも咲いている。
それは、楽しい思い出の方が強いからだ。
失敗したことだって沢山ある。
だまされたり、怖い思いをしたり。
だけど、それ以上に感動できることが旅には必ずあるものだから。
2人で歩くより、1人の方が気ままで、自分自身をよく知ることができる。
家族の大切さや、日本の豊かさ、人の優しさ、世界の広さ。
わたしには時間がない。頑張ってもあと60年くらいしか生きれないんだろうから。
まだ知らないものばかり、だけど今こうして知ることが出来たなら、
誰かにも知ってもらいたいんです。
わたしの体験した旅はわたしにしか起こらなかったこと。
それってすごく不思議なこと。
そして、あなたの旅の話も沢山聞かせてください。
それはあなたにしかできない旅だから、すごく楽しみにしています。
作品が仕上がり、明日はいよいよ搬入です。
搬入が終わったら、新しい仕事が始まるのだけど。
忙しいけれど、とても嬉しい。
ひとまず今月の在廊日が決まりました。
■Boojil在廊予定1月16・17・18・21・24・25・31日(2月未定)
*時間帯はバラバラなので、お問い合わせ下さい。
by boojil | 2009-01-12 22:18 | 日記