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ただいま~ すんごいわ!バングラデシュ   

2011年 03月 21日

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みなさま、こんばんは。

無事本日バングラデシュより帰国しました。


写真は早朝6時のホテルの前の大通り。

今回は仕事だったので、15日から21日までの5泊7日の滞在。

お仕事のお披露目はまだちょっと先になりますが、楽しみにしていてください。

今回は首都ダッカ、そして市内から2時間弱はなれた農村部を訪ねました。

バングラデシュの首都、ダッカを歩いてみると

人のいない通りというものは全く見当たりません。

嫌になるくらいの人の数、そして道路を埋め尽くすほどの交通量。

それでもここに集まる人は、エネルギッシュで必死になって生きている。


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日本では自殺が珍しくないとされているけれど、
バングラデシュには自殺をする人はほとんどいないのだそう。

国民のほとんどがイスラム教徒。 

人は何かにすがることで、強くなれるのかもしれない。

首都なのに、ほとんど信号がないためクラクションが鳴り止まない。

人、リキシャ、車が混在する大通り。そりゃ事故も多いはずだ。

わたしも移動中に後ろからあてられた。とくに怪我はなかったけれど。

町を車で移動している最中、路上で生活をしている小さな子供たちが

『1タカ(1.3円)でもいいからちょうだい。とてもお腹が空いているの。』
次から次へと窓をたたいてくる。


毎度のことながら、胸を引き裂かれる思いで彼らに出会う。

足に障害を持った老人も車椅子にのっているわけではなく、

一枚の板に車輪をつけ、その上に座り移動する。

ビュンビュン車が通っている道路を。彼一人で。

市場にはパンパンに頭のはれ上がった、水頭症の少女が親に連れられ、お金をせがむ。

道路には事故にあった遺体がそのまんま転がっている。

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排気ガスに汚染されたトラックの集まる郊外で、布と竹だけで囲いをつくり

泥だらけの生活をしている人も山のようにいる。

もちろん家のない子供も恐ろしい数いる。

ここではいくら努力しても、なかなか這い上がれない。

掃除婦は一生掃除婦。

リキシャの運転手は一生運転手のまま。

一日一生懸命働いて、月収はたったの30ドル以下。

業種によるけれど、彼らは一日1ドル未満で働いている。

日本では一度呑みにいけば、無くなってしまう3000円が、

彼らの家族までをも救ってしまう金額に相当する。
  


新聞を売る少年、花を売る少女 路上で髪を切るオヤジ

毎度のこと思う、わたしはここまで苦労せずにやってきてしまった。

今回の地震でも怪我もなく元気でいられた。

それがどんなにありがたいことか。

家族がいること、飢えを知らないこと、大好きな絵を描いていられること

そんな日常の当たり前だったことが、今はとっても特別に感じる。

こうやってまた日本に帰ってくることが出来て、

家族や友達の声を聞くことが出来て 心のそこから感謝している。

なんてありがたいこと。

こうした気持ちを、彼らと出会う度に思い出す。

19歳の頃、初めてカンボジアを訪れ 目をパンパンに腫らして泣いたこと

この現状を目の当たりにして なんにもできない自分が悔しかった

そうだ、あの頃からずっとわたしは何も変わっていない。

きっと成功して、色んな人の役に立てるようになりたい。

バングラデシュでまた大きな目標ができた。

だから、わたしはまだまだ頑張るし この環境をいかして続けて生きたいと思う。

感謝すること忘れないように。

by boojil | 2011-03-21 21:30 | 日記

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