タムくんVS細野さん タイのアーティストが熱い!
2010年 03月 16日
3月12日、お知り合いが運営している、原宿VACANTでイベントがあった。
http://www.n0idea.com/vacant/top.html
大好きなタイの漫画家 タムくん こと、 ウィスット・ポンニミットくんと、
そして、これまた大好きな、細野晴臣さんのライブ
VACANTは以前DEPTという古着屋さんがあった場所で
今は素敵なギャラリー・イベントスペースになっている。
わたしはもう5年前から大好きなタムくんと、縁あって
先月バンコクで開催した個展で、初めて会うことができたんだけど
思っていた以上に、本当にやわらかい雰囲気を持っているひとで
緊張するどころか、安心してしまった。
そうか、だからあんなに素敵な作品が作れるんだろうな。
子供が誰かにつくった、マシュマロみたいに、タムくんはほわほわしている。
100%ピュア 純粋で人間くさい 彼の作品はどれを読んでも、人間っておもしろいと感じる。
タムくんに誘ってもらったおかげで、完売していたこの貴重なイベントに
参加させてもらうことができて、本当に嬉しかった。
だって、タムくんのアニメーションに合わせたライブ、これがもう最高だったのです。
わたしもよく思うこと。それは、絵やマンガは静止している。
動きがない分、多くのひとにひとつの作品で楽しんでもらうことが難しい。
かわって、アニメーションや、音楽はその時だけにしか伝わらないリアリティがある。
いつだって憧れている部分だった。
わたしも簡単なアニメーションは作っているけれど、
ライブで声も吹き込んでしまうんだから驚いた。
何度も何度も見たい。体験したい。 そんなライブだった。
あんなに穏やかで、新感覚のイベントは初めてだった。
そして、細野さんのずしんと響く、声・音 に全体が包み込まれて
あーなんて幸せなんだ・・・!と日本人でよかったぁ。
この歌詞の世界が理解できるから。 と誇りに思いました。
なんてたって、タムくんの描く世界観、これは体験した方がいいよ。
未来の見えない、この世の中を少しだけ明るくしてくれる力があります。
新刊 『ロマンス』 はわたしのこれまた大好きな、よしもとばななさんも大絶賛!
わたしはもう購入済みです!
みんなも買ってね!
写真はわたしの個展・ドラマのクロージングパーティーで撮影した
タムくん&ウィーちゃんとの写真。 ご縁とは、不思議なものですね!
ウィスット・ポンニミット
http://soimusic.com/wisut/
1976年タイ・バンコク生まれ。愛称はタムくん。
マンガ家、アニメ作家、ミュージシャンとして活躍。
シラパコーン大学デコラティブ・アート学部卒。98年バンコクでマンガ家としてデビュー。
主な著書に『ブランコ』(小学館IKKI)
『タムくんとイープン』(新潮社)。
アニメーションDVDに、『タムくんアニメ イエロー』(コロムビアミュージックエンタテインメント)
『タムくんアニメグリーン』『hesheit』(共に、アップリンク)がある。
2009年文化庁メディア芸術祭マンガ部門で
『ヒーシーイットアクア』(ナナロク社)が奨励賞を受賞
by boojil | 2010-03-16 23:48 | 日記