ひっさしぶりの更新。
二年ぶりの日比谷野音公演、あっという間に終わってしまった。
ものすんごく寂しい。
この日の為に、かなり前から色んな仕込みを平行して進めていたのだが、途中なんどもプランの変更をせまられ、気がつくと前日までみんな何かしらの作業をしてるという、恐ろしい事になってしまった。
後々にとっておこうと思ってたアイデアも結局フル動員、燃えカスもありゃしない。
スッカラカンだけど、おかげでとても心地よい疲労感に包まれています。
(さっそく昨日、現場ひとつ遅刻ぶちかましました。)
まずは観に来てくれたみんなに感謝を。
「Mighty Shine,Mighty Rhythm」のシンガロング、嬉しかったです。
だいたいみんな恥ずかしがって声小さかったりするのに、どでかい声をありがとう。
おっちゃんは本気で感動しましたよ。
結成10周年を総括するにはあまりにも短か過ぎる時間だったけど、動き続けるbonobosという生き物の現状を、充分に観てもらえたんじゃないかと思う。
音楽がその性質上つねに漂わせている、"過ぎていく時間のかけがえのなさやさみしさ、その美しさ"みたいなものをいつも大切にしたいと思っています。
もちろん、「このままいつまでも終わらなかったらいいのに」という矛盾した感情を持ったまま。
幸せ者です。
今回の舞台装置と舞台衣装は、グッドラック卓治くんに紹介してもらった斉藤七枝ちゃんと、
AAOというブランドを主催している今北仁くんにお願いしました。
春頃から何度もミーティングを重ねて、素晴らしい衣装と舞台装置を作りきってくれました。
右往左往する我々の思いつきに最後までつきあってくれて、2人には心から感謝しています。
最後のダンスの時に着ていた衣装は今北くんの作品です。
衣装ミーティングの時に持ってきてくれた資料の中にあって、一目で気に入り、無理を言ってPV撮影や野音にまでさんざんお借りし倒したのでした。
本来は着て踊ったりできる素材ではないのに、嫌な顔ひとつせず快く貸してくれて、本当に感謝してます。
今回は色々と甘えてばかりだったので、いつかちゃんと恩返しします。
ちなみに今北くんの服はパルコのショップで購入できます。
http://www.parco-city.com/mall/shop/shc/80aao141/
そして、衝撃の振りを付けてくれたのは、
冨士山アネットの長谷川寧くん。
踊るPVは去年辺りからずっとやってみたくて何度か試みるも、あまりの間接の可動範囲の狭さと、振り付けのバリエーションの貧しさに自分で辟易するほどのもので、あーアタイにはダンスの神様ついてないのね、、と一度は諦めかけたのでした。
出会った経緯はめんどくさいので端折りますが、辻君に紹介してもらった一週間後くらいには電話かけて振り付けお願いしてた気がします。
ちゃんと(ちゃんと踊れてたかは置いといて)踊ろうとするのがこんなにも楽しいとは、想像だにしてなかった。
「そろってないのが逆に面白い、とか思ってないよねもちろん?」と渋谷のルノアールで問いただされ退くに退けなくなったのもあるけど、時間を見つけてはずっと練習したかいあったと思う。
踊るって、歌うのと同じくらい気持ち良いもんなんですね。
手を抜かずに最後まできびしく指導してくれ、踊る悦びを教えてくれた寧くんに感謝。
あとアシしてくれたイトマキちゃんにも!
ありがとう日比谷野音。
また。
新曲『Go Symphony!』のPVはいよいよ来週には完成予定です。
監督は「Someway」、「GOLD」、「夕景スケープ」などなど近年のbonobosチームには欠かせない、orange filmsの北山大介はん。
今回は天気に恵まれなさすぎでさすがに心が折れそうになったけど、粘って粘ってなんとか撮りきった。
編集でさらにえぐいドーピング注入するらしいので、皆さん楽しみにしててください。
一足早く公開されてる『Go Symphony!』ジャケットデザインは北山雅和(兄)さんです。
やべえ。
リリースは9月7日です。
本当に誇らしいシングルができました。
さあ、アルバムも作らんといかんね。
蔡
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by bonobosblog
| 2011-08-16 23:36
| ライブ