あなたが始めるブログ。何を書くのだろうか?
何を書くつもりだろうか?
日々に起こったいろんな出来事を書くよ、日記のつもりで。
そういう人も多いだろう。
でも、始める前に、ちょっとスタイルについて考えてみるのも楽しい。
たとえば、こんなブログがある。
「食べたものを淡々と記録するよ」
2003/06/03からスタート。
毎日の食事の写真、最後に「ごちそうさまでした!」の文字。
このスタイルを崩さず、日々更新しつづけていた。
新潟県長岡市在住だったため、2004年10月23日新潟県中越地震の後、更新が一時ストップ。2004/10/28に更新が再開される。スタイルを崩さずに、タイトル通り食べたものを淡々と記録していく。
23日の夕食は、ぶどうぱんとウィンナー。
25日の朝食は、市役所でもらったアルファ米と水。
それは、バリバリと飛ぶヘリコプターから映し出されるテレビのニュースとはまったく違った力で、大地震の様子を伝えてくれた。
何か特別なことがあっても、同じスタイルで淡々と記録することによって、しっかりと伝わることもある。
一回のエントリーだけで伝える必要はない。
続けていくことによって、伝わることもあるのだって考えれば、ブログを続ける楽しさがジワジワと感じられてくる。
もちろん最初からばっちりスタイル固定のブログもいいし、書いていくうちにスタイルができてくるのを待つのもいい。書き続けることによって、足掻きながら形勢していくのも楽しいだろう。
だけど、
スタイルをちょっと気にしてみるといい。文字の分量をそろえるとか、必ず写真はつけようとか、毎日必ず更新しようとか、イラストをつけようとか。
スタイルが、あなたの書く文章を変えていき、書いた文章があなたを変えていくのだから。
更新が止まっていて心配していた人に向けて、25日に、次のようなメッセージが「食べたものを淡々と記録するよコメントスレッド」に書き込まれた。
生きてます。長岡市役所に避難しています。
災害中も記録しています。記録する・日記をつけることで正気を保っています。