昨日は朝の3時頃に東京から仙台へと出発しました。
移動中、連日ニュースで報道されている悲惨な光景が頭の中で繰り返し流れていました。
自分がこれからその被災地に行くんだと思うと眠気も吹っ飛び、被災された方々のために何かをしたい!という気持ちでいっぱいになりました。
出発から4時間半ぐらいで仙台市太白区に到着しました。
ところどころ屋根の瓦が落ちていたり、外壁が崩れていたり、ガラス張りのビルの窓が砕け散っていたり、道路の一部が陥没し水たまりと化していましたが、ほとんどの家や建物は何事もなかったかのように建っていて、本当に安心しました。
全国から届いた救援物資の仕分けをお願いされたんですけど、物資の多さにびっくりしました。
とても広いスペースを物資の段ボールが占領していました。
一つ一つ中身を確認して、仕分けして、なるべくコンパクトに積むのが仕事でした。
多くの段ボールには物資を送った方々からの応援メッセージが書かれていて本当に感動して、涙が出そうになりました......が、「泣いてる暇があったら働け!」と自分に言い聞かせて一生懸命仕分けしました。
(※救援物資を被災地へ送る方々にお願いがあります
救援物資を送る際は段ボールに物資の詳細を書いてください。
例:成人男性用防寒具 ジャンパー(サイズと個数も書いてあるとさらに助かります。)
中身が詳しく書いていない箱は一つ一つ開けて仕分けして、ジャンルごとに別の箱に詰めて
ガムテーブで封をするという作業をしないといけなくなり、物資が被災地に届くのがだいぶ
遅れてしまいます。)
画像は仕分けを終えた後の物資の一部です。

全国から送られたたくさんの救援物資を通して今日本が一つになって助け合っている事を肌で感じる事ができました。
物資の仕分けを終えてから名取市に行きました。
仙台市太白区から数キロしか離れてないのに.....目の前の光景に愕然としました。

電信柱は簡単になぎ倒され、変形していました。
家は跡形もなく全壊し、瓦礫の山と化していました。
車やトラックはまるでオモチャのように横転し、そこら中に転がっていました。
一番びっくりしたのは、大きなトラックが2階建ての家の上に乗っかっていた事です。
映画の中でしかありえないと思っていた光景が目の前に広がっていました。
スコップで瓦礫をかき分けている人もいました。
壊れた家の前に座り込んでいる子供もいました。
そこにいる人たちは皆泣き疲れた顔をしていました。
名取市の大きな被害状況を見て、自分にできる事があまりに小さくて、本当に被災者の助けになっているのか不安になりました。
でも物資を仕分けているときに少しだけ話したおじいさんが言ってくれた事を思い出しました。
「節電、募金、たくさんの支援物資、祈り....皆さんの想いはちゃんと届いてますよ。」
自分にできる事は小さいかもしれないけど、個人として、家族として、bless4として出来る事を続けていきたいと思います。
今回は日帰りだったんですけど、数日宮城県にいたんじゃないかと錯覚するほど濃い時間でした。
また宮城県に行って、今度はボランティア活動とともにbless4として音楽で被災者の方々の心を癒す事が出来たらいいなと思っています。