★日本にいるときは、毎日BKどっちかが更新するのだ…と言って、なにげに挫折。
BKちゃんと身体は日本にいましたが、心は旅人。
しばらく「萌えの大海原」を大航海しておりました。
ハイ、腐女子的な意味での…コミケ前の活動に専念していました。
オタ充です。もういいってくらい。ヒー。
仕事以外は、SNS系オフ会に参加したり、
お世話になっている方のバースデーイベントに顔を出したり、
BK一緒に楽しい行動もしていたので、お話できることも色々あるんだけど、
まあ、ひとまず置いておいて。
★バビの蔵書の紹介その2
「グリム幻想紀行――童話のふるさとを訪ねて」
小澤俊夫/監修 田中安男/取材文 西森聡/写真
幼いときから日本の昔話と同じように親しみ深いグリム童話。
グリムの編集した「赤ずきんちゃん」のハッピーエンドの話が、
実は、フランスのペローの昔話や、18世紀のイギリスで発行された本の中では
赤ずきんちゃんは、狼に食べられて終わりという話だったと
バビが知ったのは、小学校4年生か5年生のとき。
そして口承伝承の物語には、その土地の風習や掟、不変の真理が根ざしていて、
たとえば、
なぜ赤ずきんちゃんは「赤」ずきんなのか、
ベッドに入りこむ「狼」とは何なのか。
そうしたことに異様な関心で、原本直訳を激しく読み漁りました。
そこには、今どきの道徳に曲げられていないほんとの姿のお話があります。
それがすごく面白い!
童話には、リアルな詳細が一切無いので、
そこで何が起こったかは、妄想し放題!
童話なら倉橋由美子の解釈や、星新一の「未来いそっぷ」とか
日本の御伽草子だったら太宰治の「カチカチ山」もすごい好きだが、
やはり口承で伝えられる間に無駄なものが落ちて、洗練されたその素朴な面白さに
何百年も子どもも大人も惹きつけられる魅力があるんだと思う。
その野性味が大好きです。
この本は、メルヘンの故郷へ行きたいな~と思っては、繰り返し見ていた本です。